カテゴライズ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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カテゴライズとは、とは、分類し、カテゴリに位置づけること。あるいは、その対象を位置づけるためのカテゴリーを新たに設けること。

概要[編集]

書籍の場合は日本十進分類法(NDC)があるのでツリー状だからまだしも簡単だが、「この本はどのカテゴリに入るか?」の判断は少々難しい。具体例としては、「リニアプログラミング」が「総記」に分類されていたが、これは「線形計画法」なのでコンピュータではなくて数学である。アンブローズ・ビアスの「悪魔の事典」などもうっかりしそうだ。

生物分類学は全体として樹状になっているのでまだしもである。

しかし一筋縄ではゆかないというか樹状構造だけでは解決できない場合もある。たとえば電気回路である。「電源の正極と負極のどちらに近いか?」ということになると、ホイートストーン・ブリッジなどでは「どっちが正でどっちが負」という判断がむつかしい。そのために半順序構造というものが持ちこまれる。これは数学的には「束(そく)」とされ、端のほうにぶら下がっている要素は「仮想的な極」につながっているとされ、「どうやって統合するか」が課題となる。

そのため PERT/CPM で用いられるネットワーク構造を用いた方法などが模索されている。これは数学的にいうと「束」構造、「半順序構造」に近いが、数学であるだけに抽象度が高く、それぞれの要素がどのようなもので、どういう関係にあるかといった情報に配慮していないからである。

人間生活との関わり・利用[編集]

少なくともエンペディアンにとってはけっこう切実なものではある。
スミレとかタナゴとかヤツメウナギとかウサギとかはどのカテゴリに分類するかという話がある。ここでは多くは述べないが、日本のスミレは「マンジュリカ」が一般的であり日本のタナゴ類タナゴ科ではあるが属としては複数あるが限られ、ヤツメウナギは円口類であって魚類に含めない立場があり、ウサギは齧歯目なのか重歯目なのかという悩みがある。

その他[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]