オンブズマン制度
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オンブズマン制度(オンブズマンせいど)とは、住民からの苦情を処理する制度のことである。行政の仕事によって市民の人権や利益が侵されるようなことがあった場合に、市民の申し出によってそれを調査し、改善を求めるなどの勧告を行政に対して行うことになる。1809年にスウェーデンで始まった制度で、その後に世界各国で導入されるようになった。なお、オンブズマンとは「苦情処理する人、行政の監視者」などを意味する。日本では国の機関で導入が検討されたが、制度化はされていない。1990年に神奈川県川崎市が地方公共団体で日本初となる市民オンブズマン制度を取り入れている。なお、単にオンブズマン、あるいはオンブズパーソン制度とも言う。
制度の仕組みとしては、苦情申し立て人が郵便やファックスで申し立て、それをオンブズマンが市の機関に対して調査、意見、是正等の措置、制度改革の提言などを申し立てる。市の期間はオンブズマンに対して是正等の措置の報告を行い、そしてオンブズマンから苦情申し立て人に結果報告を行うことになる。