オガサワラシジミ

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オガサワラシジミとは、シジミチョウの一種である。絶滅した可能性が高いと言われている。

形状[編集]

全長 12~15mm。

オスのほうがメスよりやや大きい。

羽表面は、オスは暗青色で外縁部が黒く、メスは暗青色~黒色。

生態[編集]

小笠原諸島固有種で、父島列島弟島兄島父島母島列島母島姉島に分布する。森林で見られる。

減少と保護[編集]

外来種グリーンアノールが捕食したり、台風や開発の影響、アカギなどによる帰化植物による植生の変化、マニアによる乱獲が上げられてる。

兄島で1989年に、父島は1992年に、1997年には弟島で、各島の最後の記録となった。

2002年、アカギの駆除を開始する。

2005年、オガサワラシジミ保全連絡会議が発足。同年に多摩動物公園が本種の保全に取り始める。

2008年に種の保存法の国内希少野生動植物種に指定される。

2016年多摩動物公園が施設で飼育していた個体も用いた交尾が成功。

2017年、多摩動物公園で累代飼育に成功。

2020年7~8月、調査が行われるも1匹も確認されず。

同年8月25日、飼育されていたオガサワラシジミが全滅。近親交配による近交弱勢が生じたとされている。