オオベソオウムガイ

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オオベソオウムガイ
分類
オウムガイ目
オウムガイ科
オオベソオオムガイ
名称
学名Nautilus macromphalus
Sowerby, 1848
和名オオベソオウムガイ (大臍鸚鵡貝)
英名bellybutton nautilus
保全状況
ワシントン条約附属書II[1]

オオベソオウムガイとは、オウムガイ目の一種である。

概要[編集]

ニューカレドニアオーストラリア北東部に分布する。

本種は、仮骨を欠き、凸みがへそのようになる。凸みが殻の直径内、15%になる。

オウムガイ属の他種、同様に水深100m程見られる。夜間は、水深2~20m程の浅瀬やってきて、餌を食べる。

触手は、長くて細く、掴みやすくする隆起がある。オウムガイの中で最小種で、殻は15cm以内。今まで測定された最大の個体は180 mmだった[2]

ロイヤルティ諸島にあるリフー島のセノーテでは、紀元前6400~7100年頃のものと推定される35個以上の殻が発見された。

この殻を放射性炭素年代測定かけた所、完全に塞がれるまでの700年位の間、セノーテは海と繋がっていたと考えられ、この間、カルスト地形を通り、セノーテ入る事ができたとされる。然し、塞がれるとセノーテに閉じ止められた個体は全滅した[3]

人間との関係[編集]

殻の中央にある凹みが、へそに見えることから“オオベソ”と命名された。

日本では、鳥羽水族館沼津港深海水族館で飼育されている。

沼津港深海水族館で飼育された個体はラグーン水族館か寄贈された個体である。

出典[編集]

  1. Appendices | CITES”. cites.org. 2022年1月14日確認。
  2. Pisor, D. L. 『Registry of World Record Size Shells』 Snail's Pace Productions and ConchBooks、2005年、4th、93頁。
  3. The Nautilus death cenote. 2013 GSA Annual Meeting in Denver: 125th Anniversary of GSA (27-30 October 2013).
  • Norman, M. 2000. Cephalopods: A World Guide. Hackenheim, ConchBooks, p. 30.