エデルリッゾ
エデルリッゾ(えでるりっぞ)とは、A-1PicturesとTROYCAの共同制作によるオリジナルアニメ『ALDNOAH.ZERO』に登場するキャラクターである。
概要[編集]
CV:水瀬いのり
火星の「ヴァース帝国」のお姫様アセイラム・ヴァース・アリューシアに仕える侍女。小さな外見で実際にまだ子どもだが、常にアセイラムの傍に控え身の回りの世話を一手に取り仕切っている。
両国家の親善大使として地球に降り立ったアセイラムと同行し、そこで暗殺テロに巻き込まれる。難を逃れ逃走している途中で界塚伊奈帆と遭遇。そのまま共に行動する事になる。スパイが紛れ込んでいる可能性があったので、最初のうちは正体を隠しアセイラムの仮の姿「セラム」の妹と偽って行動していた。
ロシア本部での戦いでヴァース軍に拘束され、そのまま月面基地付近に置かれている揚陸城に連れ戻された。第2期ではアセイラムの腹違いの妹レムリナ・ヴァース・エンヴァースの侍女として彼女に仕えつつも、こん睡状態に陥っているアセイラムの無事を願っている。アセイラムが意識を取り戻して以降はスレイン・トロイヤードの判断で侍女の任を解かれ、アセイラムに再び仕え始めた。アセイラムがスレインと袖を分かち平和への道を選んだ際も付き従った。終戦後も侍女として活躍している。
外見[編集]
髪の色は茶髪。ロングヘアーを編み込み後ろで纏めている。最終回では式典の場だからか髪を下ろしている。常時黒色のスカート一体型の制服と白色のタイツを着用。
性格[編集]
しっかり者だが年相応に幼い部分もある。自身のヴァース帝国皇女に仕える侍女としての立場を強く意識しており、その役目に相応しくしようと常に背伸びしている。立ち振る舞いも大人びた行動だがどこか粗く、あっさりボロが出て年相応の態度になってしまう事も多い。嘘を付く事やそのための演技も苦手。ホログラム技術で姿と身分を隠し一般人「セラム」という扱いの筈なのにアセイラムを「姫様」と呼んでしまったり、設定とは違う事を口走ってしまっている。ボロを掴まれて追及されると余計にパニックして隠し切れなくなり、第2期では、これでマズゥールカ卿にアセイラムの居場所を突き止められている。
見かけとは裏腹に行動力は大きく、ロシア本部での戦いではジープを乗り回してアセイラムを戦艦「デューカリオン」へ送り届ける役目を果たした。
当初は地球人にいい感情を持っておらず、事ある毎に「これだから地球人は」と言っていた。行動を共にしていくうちに交友を深めていき、第2期では顔見知りである伊奈帆達と戦う事に複雑な心境を抱いていた。
対人関係[編集]
- アセイラム・ヴァース・アリューシアの事を敬愛している。アセイラムもエデルリッゾを可愛がっており、二人は主従関係というよりも姉妹関係と言ったようが合っている。アセイラムの両国の平和という願いもよく理解しており、両国間の戦争に心を痛めるアセイラムを気遣っている。
- 界塚伊奈帆の事は当初警戒していたものの、次第に打ち解けていった。火星騎士となったスレイン・トロイヤードには目上の立場として敬語でどこか緊張しながら話している。スレインにスレイプニールの操縦者が伊奈帆である事を教えたのも彼女である。