レムリナ・ヴァース・エンヴァース

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レムリナ・ヴァース・エンヴァース(れむりな・ヴぁーす・えんヴぁーす)とは、A-1PicturesTROYCAの共同制作によるオリジナルアニメALDNOAH.ZEROに登場するキャラクターである。

概要[編集]

CV:夏川椎菜
火星の国家「ヴァース帝国」皇帝ギルゼリアと側室との間に産まれた娘であり、第一皇女アセイラム・ヴァース・アリューシアの腹違いの妹。レムリナも皇室の血筋をひくためアルドノアの力を持っており、アルドノアを起動させる事が出来る。
2代目皇帝の娘になるにも関わらず妾の子であったため存在を認められず誕生前に本土を追放され、月面居住区で母親と共に押し込められ不遇な生活を強いられていた。月で誕生したため生まれつき歩行機能が弱く、移動には車椅子を用いなければならない。自身を差別し冷遇してきた皇族とその血統を呪っており、国家に対しても憎しみを抱いている。

その存在は一般には知られていなかったがヴァース帝国の革命を目論むザーツバルム卿に見つけ出され、皇族への憎しみという共通点がある事もあって彼に協力。地球とヴァースの戦争が長期化し、地球連合本部での戦いで意識不明の重症を負ったアセイラムに成り済ます形で登場する。

性格[編集]

長期間不遇のうちに過ごしていたため歪んでいる部分があり所有欲が強く、特に自身に仕えるスレイン・トロイヤードに対する占有心が大きい。スレインの心にいつもアセイラムが居座っている事に気付いており、スレインがいつまでもアセイラムに忠誠を誓っている事に負の感情を煮えたぎらせている。一方で人としての優しさも残っており、スレインの境遇に同情したり、アセイラムの容体が悪化した(偽りの情報だが)と聞かされた時には涙を流している。
同じ父親を持つ姉妹にも関わらず異母姉と大きな差が自らの境遇に悲観的で、居場所は他にはないと考えている。

対人関係[編集]

  • スレイン・トロイヤードには同じように火星出身者でありながら冷遇されて暮らしてきたという共通点があり、共感している。また、自身を一人の人間として見てくれた事から、いつしかスレインに恋心を抱くようになった。しかし、スレインの心は常にアセイラムに向いている事も知っている。これは新国家樹立・自身との婚約宣言後も変わらず、むしろ知らぬ所でアセイラムが回復した事でさらに強く感じるようになった。

最終的にスレインと別の道を進む決意をした姉とは逆に、スレインと共にいる事を選択。月面基地陥落時にスレインにより火星へ脱出させられた。

  • アセイラム・ヴァース・アリューシアには、同じ父親の子なのに全く違う扱いを受け、自身が持っていないモノ全てを持っている者として憎しみを抱いていた。さらに好意を寄せるスレインの心をいつまでも惹き続けるアセイラムに嫉妬心も向けており、アセイラムが回復しスレインがそっちに掛かりっきりなっていた際には半ば錯乱するほど嫉妬に狂っていた。

後にアセイラムが目覚めた事を偶然知り居場所を探し当て、異母姉妹の初対面を果たす。アセイラムに現在の状況を伝え行動に協力するなど意外なほど冷静だったが、嫉妬心や劣等感は捨てておらず、地球連合による月面基地襲撃の際に袖を分かった。

  • レムリナには侍女としてエデルリッゾが付けられている。アセイラムの侍女も務め、地球の人々とも打ち解けていた彼女に意地悪な質問をして困らせる事もある。
  • ザーツバルムとはお互いの利害や憎む相手が同じな協力相手である。ザーツバルム達が必要としているのは自身ではなく、アルドノアを起動させるための血統を持つアセイラムを演じている自身である事を重々承知している。

関連タグ[編集]

ALDNOAH.ZERO