エスカレーターを歩くなおじさん
エスカレーターを歩くなおじさん(えすかれーたをあるくなおじさん)とは、愛知県名古屋市の金山駅に出没する不審なおじさんである。
概要[編集]
名古屋市における「エスカレーター歩くな警察」出没の背景[編集]
2023年、名古屋市でエスカレーターでは立ち止まることを義務化する条例が施行された。そのため、同市内ではエスカレーターで立ち止まることを周知するためにさまざまな取り組みが行われている。歩く人が特に多い金山駅では、乗り場に様々な案内を貼ったり、職員が背中に「なごやかにSTOPしてね!」と大きな看板を背負って利用者が物理的に歩けなくなるようにするなど、官民が協力してさまざまな対策を実施している。
この条例の施行に伴って、名古屋市内ではしばしばエスカレーターを歩いている人に誰彼構わず激昂する、言うならば「エスカレーター歩くな警察」の発生が確認されるようになった。彼らは市や鉄道会社の職員ではないただの第三者であるにも関わらず、自らの正義感で見境なくエスカレーターの歩行者に怒号を飛ばす。確かに、条例が定めるようにエスカレーターを歩く行為は危険であるが、かといって彼らのような正義を盾にした迷惑な加害行為は決して許されるものではない。
金山駅に登場したおじさんの特徴[編集]
本稿で主題としている「エスカレーターを歩くなおじさん」も如上のような人物の一人であり、2024年9月15日、 駅の利用者がおじさんを撮影した動画がXに投稿された ことをきっかけに、おじさんの行為について議論を呼んでいる。
別日に同じおじさんを同駅の名鉄線のりばのエスカレーターで見たことがあるという目撃情報もあり、金山を中心に出没しているようである。
この動画では、おじさんは金山駅の名鉄・JR線と名古屋市営地下鉄線との乗り換え通路にあるエスカレーターの周辺を動き回り、歩く人を見つけるや否や大声で怒号を飛ばし、非常停止ボタンを押しエスカレーターを止めている様子が確認できる。怒号を飛ばすのみにとどまらず、非常停止ボタンまで押す人物はあまり多くなく、このおじさんの特徴であるといえよう。
なお、投稿者によると、地下鉄職員に「改札に危険人物がいる」と伝えたところ、すでに警察に通報済であったという。