エジウソン事件
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エジウソン事件(エジウソンじけん)は、1997年8月2日のJリーグ2ndステージ第2節 清水エスパルス対柏レイソルにて、柏FWエジウソン・ダ・シルバ・フェレイラが決めたVゴールを巡る事件を指す。
1997年 Jリーグ 2ndステージ 第2節
1997年8月2日
19:04 |
清水エスパルス | 2 - 3 | 柏レイソル |
---|---|---|
オリバ 9分 アレックス 70分 |
公式記録 | エジウソン 62分, 103分 ジャメーリ 84分 |
概要[編集]
この当時Jリーグでは「Vゴール」と呼ばれるサドンデス方式が採用されており、2人の外国人ストライカーのゴールで柏が追いついたこの試合も延長戦に突入していた。
問題の事件が起こったのはその延長戦、清水の選手からタックル(肘打ちとも)を見舞われたエジウソンはピッチに倒れ込み、主審の上川徹にプレーの中断を訴えていた。しかし笛が吹かれることはなく、清水はボールを持った選手が攻撃を開始しエジウソンのすぐ横を通り過ぎようとしていた。
すると、つい先程までしきりに痛みを訴えていたエジウソンがおもむろに起き上がりボールを奪取し、そのまま清水ゴールに突進。その場に居合わせた全員が呆気にとられる中ゴールを決め、これがVゴールに。柏が3対2で勝利した。
当然ながら納得がいかないのは清水のサポーター。試合後、当時はまだ珍しかったバス囲みを敢行し、テレビや新聞を賑わせることとなった。
これほどの珍事でありながら、試合の様子を記録した動画がインターネット上に現存していない。