ウォーター&ビスケットの冒険
ウォーター&ビスケットの冒険(うぉーたーあんどびすけっとのぼうけん)とは、河野裕による日本のライトノベル作品であるさよならの言い方なんて知らないに登場する架空のアニメである。
概要[編集]
元保安官であるウォーターと少女ビスケットが砂漠の惑星を旅する物語。
「生きろ」というメッセージが物語全体に組み込まれている。
監督は桜木秀次郎。子供向けのアニメだが、難しい言葉遣いやアクションシーンが全く無い回も少なくなく、必ずしもハッピーエンドとは言えないため、「現実」では一部のファンを除いて殆ど人気は出なかった。 決して死を綺麗に書いてはいなかった。
その後、香屋の頼みにより特別サイトにてTVアニメシリーズの放送されなかった25話『全ての死は罪なのか?』にあたる続編が無料で公開されている。こちらはスピーディに話が展開されるため「現実」で人気のアニメとなっている。 なお1話完結のような形で、架見崎のゲームをそれぞれの視点から見た群青劇形式のアニメ。
物語のキーワードとなるアニメで、小説の中で断片的に内容やセリフが明らかにされている。
セリフ一覧[編集]
1話[編集]
「生きながら死ぬことなんて、誰にもできない」
「どこまでだって歩くんだ。喉が渇いたら水を飲み、腹が減ったらビスケットをかじれ。雨が降ったら屋根の下に入り、疲れたらいくらでも休め。でも、必ずまた歩き出せ。どこまでだって歩いて行け。いつだってすぐ傍にあり、いつまでだって鳴りやまない、その足音と鼓動だけが、生きることの主題(テーマ)だよ」(ウォーター)
5話『くらやみとてのひら』[編集]
「ひとりで抱え込むな。赤子は母親を信じて泣き声を上げる。それが生きる術というものだ」
6話[編集]
「ほんのひと時、名を上げたいなら毒を薬だと偽れば良い。だが英雄は、それを本物の薬にしてみせる」
9話[編集]
「君の感情まで、周りの顔色をうかがってちゃいけない。悲しいならそれだけが、君が悲しむ理由のすべてだ。」
12話『盲導犬が吠えるのはただ一度』[編集]
「覚悟は胸の中だけでするものだ。口に出すのは自分への脅迫だ」
17話『十字架のための夜想曲』[編集]
「もしたしかな愛なんてものがあるなら、その成り立ちを誰も尋ねはしないだろう」
「この世界には証明の必要がないものだってある」
18話『弾丸と希望の比重』[編集]
「希望の旗を掲げるために、屍をふみつけてはいけない」
20話『花園で見る夢』 =[編集]
「私たちに、こんな言葉はいらないかな。」(ウォーター)「ありがとうは良い言葉だ。良い言葉は、多ければ多いほどいい」(ビスケット)
21話『優しいライラックの景色』[編集]
「殺してでも生きろ」(ウォーター)「どうして私から資格を奪ったの?」(ビスケット)
「生きたまま死ねる生き物なんかいない。でも人は、生きていることを忘れられる唯一の生き物なのかもね」(ビスケット)
「人生というのは人間のことだ」
「暴力の価値を貶める意思を文化と呼ぶ」