架見崎
架見崎(かみさき)とは、河野裕の小説さよならの言い方なんて知らないシリーズに登場する、架空の街である。
ここでは、架見崎という街について紹介する。小説の内容についてはさよならの言い方なんて知らないに記述する。
架見崎運営委員会から「あなたは架見崎の住民になる権利を得ました」という手紙を受け取り、指定されたマンションの部屋へ入ることにより行くことが出来る。一部の例外を除き、架見崎で死ぬ以外では現実に戻ることは出来ない。
ゼロ番目のイドラを見つけるために架見崎というゲームが行われており、強化(ブースト)、射撃(シュート)、検索(サーチ)、補助(サポート)、道具(アイテム)、その他能力(オリジナル)という主に6種類の能力を使い他のチームと領土を奪い合っている。
全ての領土を手に入れたチームのリーダーは、「欲しいものをなんでも一つ」運営から報酬として受け取ることが出来る。 なお、その「欲しいもの」がまだ世界に存在していなく、架見崎を運営している目標と被る場合、例外的に「次の月」へ行くことが出来る。
概要[編集]
8月を何度も繰り返しており、これをループと呼んでいる。8月31日が過ぎると能力の影響がある物を除き、プレイヤーの記憶、端末を除き全てが8月1日の状態に戻る。致死傷などもループが過ぎると治る。食べてしまった食べ物も元に戻る。
なお、8月1日に壊れていた建物などは元に戻ることはなく、後に7月の最終ループの状態がそのまま8月1日に持ち越される事が分かった。
ループごとに新しいプレイヤーが架見崎に参加しており、前ループで死んだプレイヤーがいる位置に新人が配置される。そのため架見崎の人口は2000人を保っている状態になっている。
架見崎の中には県立高校があるので、都道府県の県に属していると思われる。
チーム[編集]
人数に制限はなく、チームを作る、参加することが出来る。 架見崎のルール上、能力を使うにはチームの領土にいる必要があるため、誰もがどこかしらのチームに所属している。
主なチーム[編集]
『平穏な国』:リーダー「リリィ」 リーダーを崇める宗教的なチーム。リーダーではなく「語り係」であるシモンがチーム全体の指揮をしており、部隊のリーダーは「聖騎士」と呼ばれている。
『PORT』:リーダー「ユーリィ」
リーダーの一存ではなく「円卓」と呼ばれる会議でチームを指揮している。
領土や戦力は架見崎にあるチームでは最も多く、架見崎の勝者に最も近いチームとされている。
戦闘員と非戦闘員に分かれていて、非戦闘員は快適な生活を送ることが出来る。
チーム『ミケ帝国』:リーダー「白猫」
リーダーの強さに惹かれて集まっているチーム。学校の校舎を拠点としている。
チーム『キネマ倶楽部』:リーダー「キド」
映画館を拠点としているチーム。規模は小さいがかつて架見崎最高の検索士であるイドが所属していたチームでもある。
なお領土内にある食料は少なく、ループ前の月末になるとコーラとポップコーンで飢えをしのいている。
チーム『架見崎駅南改札前』:リーダー「月生亘輝」
「7月の架見崎」の勝者である70万ものポイントを持つ月生ただ一人だけのチームである。