アンコナ
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アンコナ（Ancona）とは、イタリア中部・マルケ州中部の港湾都市である。マルケ州の州都である。人口は2001年の時点で10万人。都市名は「湾曲」を意味する。
概要[編集]
紀元前390年頃にギリシャ人がアンコンの名で建設したのがこの都市の起源である。ローマ支配下の軍港となり、14世紀頃にはベネチア共和国に次ぐ海の共和国として発展を遂げた。1532年にローマ教皇領として編入されるが、1861年にサルディーニャ王国に帰属し、その支配下の軍港として繁栄する。しかし1939年からの第2次世界大戦により、都市の3分の2が破壊された。
現在は電子オルガンやギターなどの楽器の製造、造船、家具製造が盛んである。115年に建立されたトラヤヌスの凱旋門、11世紀に建立されたサンチリーアコ大聖堂などがある。