アレクセイ・ウリヤノフ

1910年代

アレクセイ・ザハロヴィチ・ウリヤノフ（ロシア語:Алексей Захарович Ульянов、1891年 - 1938年）は、ロシア帝国の軍人、革命家、ソビエト連邦の政治家。

生涯

ロシア帝国のトゥーラ県、フルシチョヴォの農民の家庭に生まれた。田舎の学校を卒業した後、父親が働いていた武器工場で働いた(1909年まで)。

その後、(アナトリー・ルナチャルスキーなどの革命家が通っていた)日曜学校に通う。その後、ウリヤノフはモスクワに移り、ムィティシチの自動車製造工場に金属職人の手伝いとして入社し、その後レーヴェリのフランツ・クルル工場で働いた。ここで革命運動としてストライキに参加した。

1912年に海軍に入隊し、第一次世界大戦の際は、駆逐艦グロズヌィに配属され、2月革命時に練習船ニコラエフの船員達と共に、刑務所に収監された政治犯を解放し、反革命将校を逮捕した。

1917年3月にボルシェヴィキに入党し、ニコラエフの船員から、最初のクロンシュタット評議会の一員に選出された。ウリヤノフは、ヘルシングフォルスで開催されたバルチック艦隊の代表者による第1回と第2回会議の代表者になり、七月蜂起に参加した。

1917年11月、クロンシュタット委員会はウリヤノフをトゥーラ県に派遣し、憲法制定議会の選挙のために選挙運動を行った。トゥーラ地方党委員会の指示で、セヴリュク郡とヤスナヤ・ポリャーナ郡の農民に対して多くの扇動と宣伝活動を行った。

その後、ウリヤノフはロシア内戦に参加した。

終戦後はレニングラードで働き、1938年に亡くなった。