アルコールストーブ

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アルコールストーブ(Alcohol stove)、またはアルコールバーナーとはアルコール燃料としたコンロである。略してアルストと呼ばれることがある。

概要[編集]

単純な構造であるため、信頼性が高い特徴がある。また、ほかのガスストーブ[1]やガソリンストーブに加えて静穏であるため、朝の静寂を楽しみたい人にも評価が高い。この単純な構造のため、軽量であるという特徴もある。

一方、燃料となるアルコールの取り扱いには注意が必要であり、燃料の引火性以外にも炎が見えにくいという特徴がある。

トランギア製の真鍮製アルコールストーブは1925年以来製造しており、日本においても人気のあるロングセラー製品である。近年ではチタン製の軽量な製品なども販売されている。同じく製品としては日本製のパイトーチがある。

自作[編集]

アルミ缶等によりアルコールストーブを自作する者もおり、コンパクトさや火力、燃費などを重視してメーカー製よりも高性能なものが出来上がることもある。

燃料[編集]

通常はメタノールを主原料とする燃料用アルコールを燃料とする。通常のエタノールは酒税により高価であるし、消毒用アルコールでは水分が多すぎて燃焼効率が低いため不向きである。
イソプロパノール(IPA。イソプロピルアルコール。単に「プロパノール」ともいう)などもある。消毒用アルコールはかつては IPA が多かったが、現在では新型コロナウィルス感染症の流行により大量な需要があったため、「酒税法クソ喰らえ」状況になった。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. アウトドア用品におけるストーブ(古くはストウブ)はコンロを指す言葉である。