アムールヒョウ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

アムールヒョウ(学:Panthera pardus orientalis 英:Amurland leopard)とは、ヒョウの亜種である。「チョウセンヒョウ」とも

概要[編集]

朝鮮半島中国東北部とロシア南東部に生息していたが[1]、現在は極東ロシアの沿海地方南部にある「ヒョウの森国立公園」のみに生息する。[2]ヒョウの中で最も北に生息する。[3]

ヒョウの中で一番大きくなり、体長は1~2m、体重はオス35~70㎏ほどになる。[3]

夏毛は赤味がかった黄色で、冬毛は明るい黄白色である。[4]体中に黒斑があり、腹部は白い。黒斑は他のヒョウよりも大きい。

肉食性で、魚類や、シカウサギアナグマ、小型の齧歯類を食べる。[3][1]

IUNCは、2017年にキタシナヒョウを本亜種のシノニムであるとしている。

妊娠期間は90~100日。一回に平均2~3頭の子供を産む。[3]

人間との関係[編集]

森林伐採や毛皮をとるための密猟で数が減っている。[4]

WWF の調査結果によると、野生のアムールヒョウは、2007年の調査では27〜34頭だったが、2013年になると48〜50頭に増加した。[1]

2014年2月から4月に、ヒョウの森国立公園で自動撮影カメラを使って調査したところ、57頭が確認され、中国にいる個体も合わせると70頭になると推測された。[2]

脚注[編集]

脚注
出典