のぞゑのぶひさ
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のぞゑのぶひさ(のぞえ のぶひさ、1949年 - )は、日本の漫画家。栃木県那須町在住[1][2]。
佐賀県生まれ。3歳のとき関西に引っ越し、主に京都で育つ。40歳を過ぎてから漫画家になった。それまでは大阪で様々な職業を転々とした末にスパゲッティ屋を経営していたが、儲からず、喘息を発症して体も壊してしまった。グラフィックデザイナーをしていた経験もあり、漫画家になるため店を閉じて単身で上京し[1][3]、4年目に「木金堂主人」でメジャー誌デビューした[3][4]。
2006年に大西巨人の同名の長編小説が原作の『神聖喜劇』を10年かけて書き下ろした。戦争ものを描こうとしていたときに、以前の仕事仲間の岩田和博から原作小説を薦められたことが執筆のきっかけとなった。執筆中は栃木県那須町に自身の手で建てた家で暮らし、「嫁さんの親の遺産」で食いつないだという[1]。2006年から2007年にかけて幻冬舎から全6巻で出版され、2007年に第11回手塚治虫文化賞新生賞と第36回日本漫画家協会賞大賞をダブル受賞した。
作品[編集]
- 『神聖喜劇』全6巻、大西巨人原作、のぞゑのぶひさ漫画、岩田和博企画・脚色、幻冬舎、2006-2007年
- 『二本松と智恵子』 勝畑耕一文、のぞゑのぶひさ画、文治堂書店(ふるさと文学散歩シリーズ)、2013年
- 『敗戦悲劇』 太田出版、2015年