すとぷり症候群
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すとぷり症候群は、動画配信者グループすとぷりの影響を受けた思春期初期の少女が性別違和感を抱くようになる現象である。
概要[編集]
この症候群の存在は2024年の第25回「GID学会」研究大会で発表された[1]。
動画配信者グループ「すとぷり」(すとろべりーぷりんす)のメンバー莉犬(りいぬ)は、自身がFtMトランスジェンダーであり、2022年にタイで性別適合手術を受けたこと、声が変わることを避けるためにホルモン治療を受けていないことを公表している[2]。その影響を受けた11~14歳の少女が性別違和感を抱くようになり、相次いで来診した。
折しもアメリカにおいても、アビゲイル・シュライアーの『トランスジェンダーになりたい少女たち』(Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters)が刊行されるなど、メディア等の影響で思春期の少女が自分をトランスジェンダーだと信じるようになることが問題となっており、またその翻訳をめぐって日本国内でも議論が起こっている[3]。
思春期は急激な心身の変化に戸惑う時期であり、またメディアの影響を受けやすい時期でもある。状況に応じて多角的な観点からの慎重な対応が必要であろう。