おばさんLINE
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概要[編集]
若い頃、手紙文化に馴れ親しんだ世代、もしくは、ガラケー時代にメール送受信によるコミュニケーションを培ってきた世代の女性に多いとされるメッセージ様式。当時の文化をそのままLINEに持ち込んでいることから、若年層世代からは珍奇に見えることで、おじさん構文と同じくこの名がついたとされる[1]。
特徴[編集]
- 画面が黒っぽい。 ひとつのメッセージが長く、改行が多い。【挨拶→近況報告→本題→〆の言葉】という手紙・Eメールの文書様式を踏襲することから、長くなり、画面が黒っぽくなるとされる[1]。
- 絵文字をいくつも重ねて使う。デコメール文化の名残から「❤❤❤」「✨✨✨」等、メッセージ全体をキラキラと華美に盛り立てる。特に文末のエクスクラメーション・ハテナマークに「‼️」「⁉️」を多用するのが中高年の端的な特徴とされる。手文字や矢印の絵文字も多い。
- 小文字を多用する。「ぉはょぅ」「ぁたしゎ、ヵラォヶに行ってきたょ」等小文字文化の風習が残存している。
- (とくに若い男性に対して)、世話を焼くような文言が多い[2]。
- 読点(、)が不必要に多い。不自然な箇所で区切る。「あんこは、やっぱり、つぶあん、に、限るわネ」
- 終助詞をカタカナで表現する。 昭和時代に流行した表現。「元気だョ」「頑張ってネ」
- 文頭に「あらら」「あらっ」「あら~」を多用する。
- 語尾に「だわ」「よん」「かしら?」を多用する。
- 「ー」ではなく「~」を多用する。
- 受け取り手にとって不要な自分語り、近況報告が多い 。「お風呂に入って、大好きなオイルでマッサージしました」「たった今、チビちゃんを寝かしつけてコーヒーを飲んでいます」
- 誤字が散見される。
- 野菜、料理の話が多い。
- 自撮り写真を送信しがちである。
- 子供の写真を頻繁に送る[3]。
改善[編集]
親しい間柄の友人同士であれば、"おばさんLINE"であっても、なんら問題はない[1]。 一般的な対人関係と同様に、先ずコミュニケーションを図りたい相手との心理的距離感を確認し、礼儀をわきまえた交流を心がけることが肝要である。LINEを連絡手段にしていいかを確認し、とくに相手がかなり年下である場合、大人としての文章・体裁をとったほうが好感度は高い。
とくに若者へ送信する場合は
- 深夜など相手の迷惑となる時間帯に送信しない。大人として電話をかけても良い時間に送信する。
- 絵文字、小文字の濫用を控え、シンプルな文体を心がける。
- 短文に切り分けて送信する。一度に送る伝言は2つ~3つまで。
- 勤務先繋がりの間柄であれば事務的な内容に留めておく。タイムライン等のプライベートを詮索したり、「いいね」を押さない。
- 「いいね」「褒め言葉」狙いのタイムライン投稿をしない。
- すかさず既読・返信せぬよう心がける。ゆっくりと誤字のチェックをしてから返信する。
以上を留意することで良好な関係を維持しやすくなるとされる。
出典[編集]
- ↑ a b c d “キムタクで話題の「おじさん構文」だけじゃない! イタすぎる“おばさんLINE”の実態”. 週刊女性PRIME (2020年10月20日). 2023年4月19日確認。
- ↑ “「おばさん構文」って何? 普通におばさんがSNSでやってしまいがちな特徴 – おじさん構文との違いは?”. オトナライフ (2022年12月11日). 2023年4月19日確認。
- ↑ “藤本美貴、子供の写真を送ってくる友人に悩む視聴者に共感 「反応に困る…」”. しらべぇ (2022年11月23日). 2023年4月19日確認。