いい日旅立ち
- カバーしたアーティスト
- 西野カナ Dm
- スキマスイッチ F#m
- 夏川りみ Dm
- つるの剛士 Am
- I WiSH(川嶋あい) Bbm
- 徳永英明 F#m
- 岩崎宏美 Am
- 石川さゆり Cm
- 桑田佳祐 Em
- 森山良子 Bm
- 高畑充希 Bbm
- 後藤真希 Dm
- 中森明菜 Am
- 谷村新司 Dm
- 森恵 Bm
- 倖田來未 Bbm
- 秋川雅史 Fm
- 岩佐美咲 Bbm
- 相川七瀬
- 井上あずみ Cm
- 渡辺美里 Bbm
- 岩崎良美 Bm
- 島津亜矢 Bm
- 手嶌葵 Cm
- 柏原芳恵 Bm
- 市川由紀乃
- May J. Bm
- JUJU Cm
- 氷川きよし Em
- 矢野顕子 Dm
- 門倉有希 Am
- 坂本冬美 Bbm
- 一青窈 Bm
- さくらまや
- 石原詢子 Bbm
- 田川寿美 Bbm
- 華原朋美
- 藤本美貴
- 林あさ美
- パク・ジュニョン
- 藤原紀香、城之内早苗
- はいだしょうこ
- 水森かおり
- ななみなな
- 六角精児 C#m
- スギテツ
- 森麻季
- 野々村彩乃 Em
- 小出美里
- 因幡晃 Fm
- 沼倉愛美
- 大城美友
- JR西日本東海道・山陽・九州新幹線用車両の車内 Am
概要[編集]
「いい日旅立ち」とは、1978年11月21日に発売された山口百恵の最大ヒット曲。作詞・作曲=谷村新司。日本国有鉄道(国鉄)による旅行誘致キャンペーンのキャッチコピー。Original Key=B♭m(変ロ短調)。表記法は、「いい日旅立ち/山口百恵」。
題名のイメージから卒業ソングや愛唱歌によくマッチする曲。1990年代、「写ルンです」のCMで、デーモン閣下が「娘(いわゆるホモサピエンスのモンゴロイドの)」を連れて、この歌を途中まで口ずさみながら行動し、 というものがあった。
デーモン閣下は、当時その辺のメディア(TⅤだけだった気がする)において「いい日旅立ち」をやる際、コマーシャルの通り、途中で鼻歌にするというのをやってた。
解説[編集]
春の訪れを舞台にし、3月に北への旅路が描写されている。春の訪れは3月上旬で、学校生活では卒業式で、この時期は別れの季節である。過去の日々で夢見た出来事を思い出している。1番の歌詞には「帰らぬ人達」というフレーズがあり、「帰らぬ人達」の意味は、もうこの世にいない人達という意味で、そのことに思いを馳せているのだと思われる。その次のフレーズは、今日から一人で旅に出る決意をするとあり、一人で旅に出るという意味は、当然孤独でいることに慣れる決意であり、孤独感が拭えない感じになるが、当時、一人で旅するイメージとしては、おそらく独立していくという意味合いであると思われる。
1番のサビの部分の歌詞の内容は、過去の人を振り切り、旅の途中で新たな親しい人に会いに行くためのものである。でも実際には、待ってる人はわざわざ探さずに、偶然の出会いを期待する場合が多い。まさに人生は旅のような物であり、大切な出会いを期待したり、いろんな経験を学ぶなどの素晴らしい言葉である。時々、誰かが今どこにいて何してるかなと言うことを夢の中で見ている時もある。遠く離れていても、共感し合える気持ちである。
旅の途中、都会から離れた浜辺で、少年が魚釣りをしているシーンを見かける。魚が釣れたのは定かではない。そこから続く次の部分は、浜辺の砂浜に落ちていた枯れ木を一本拾い、砂浜に枯れ木で「さよなら」と書いた訳である。これはおそらく、1番の歌詞に出てきた「帰らぬ人達」から過去の人を振り切ったり、過去に恋愛を失ったなどのつらさに対する記憶で、ためらいなく自分の新しい生き方を求めて、これからの未来を作り、俯かずに顔を上げ、過去のことを振り切り、過去との決別をする様子も考えられる。ここで、砂に書くというのは、数日経てば消える、という意味で、「さよなら」の度合いは不明。本当に「さよなら」という意味であるなら、今の時代でいうと、お別れのメッセージで、卒業ソングのお別れといった自然消滅でもよくある光景で、恋人とのお別れで心は失恋し、恋人が残した最後の言葉を道連れにしていると考えることもできる。過去との決別はもうすでに失恋した心であり、旅行へ行っても、これ以上新しい恋人を探し出すのは不可能だと思い、孤独が感じられ、もうどうしようもなく、挫けてしまうときもあり、失恋した心を癒やすために、誰かのために悲しみを乗り越えるべきである。
2番のサビの終止に出てきた「母の背中で聞いた」「父が教えてくれた」というフレーズは、前に家族が注いでくれた愛情を胸に自分自身の旅を探すためのものである。
「いい日旅立ち」というタイトルの意味は、おそらく日本国有鉄道のキャンペーンのイメージから前向きな再出発をしたり、卒業旅行をするという意味を持たせるものだと思われるが、正確な意味としては、哀愁を漂う雰囲気で、失恋した主人公が感傷的な思いを胸にしまって、新しい何かを求めて一人で旅立つもので、夢と希望、愛、孤独、つらさ、悲しみを乗せていったような意味合いで、卒業ソングや、会えないラブソングの雰囲気も用いているのだと思われる。もうこの世にいない人達、そして、卒業などで離れてしまった恋の哀れみと、過去との別れが表現されていると思われる。自ら作詞を手掛けた谷村新司は、歌詞全体を見れば、比較的祝典で用いられる楽曲ではないということになる。
音域データ[編集]
1オクターブ半+半音=1オクターブと完全5度。
※440Hz=A3とする。
(例)
「いい日旅立ち/山口百恵」をカバーしたアーティストで、西野カナのキーは、オリジナルキーから半音4つ分上げて、キーはDm(ニ短調)で歌うことになり、スキマスイッチのキーは、オリジナルキーから半音4つ分下げて、キーはF#m(嬰ヘ短調)で歌うということになる。
いい日旅立ちをカバーしたアーティストが西野カナの場合は、谷村新司が歌うキーより1オクターブ高い。
いい日旅立ちをカバーしたアーティストに、スキマスイッチや西野カナも歌ってほしいなら、MUSIC FAIRに問い合わせてみればよい気がする。
いい日旅立ち・西へ[編集]
2003年10月1日の東海道新幹線の品川駅設置を契機に展開された、JR西日本のキャンペーン「DISCOVER WEST」のキャンペーンソングとして使われ、鬼束ちひろが替え歌でカバーした時の曲名。谷村が改めて作詞して、瀬戸内のしまなみをイメージした歌詞となった。
これ以降、JR西日本・JR東海共通で使用されてきた「ひかりチャイム」(始発・終着用として使用)および四打点チャイム(途中停車駅用で使用)(ひかり・こだま)、「のぞみチャイム」(始発・終着用として使用)および専用チャイム(途中停車駅用で使用)(のぞみ)から変更する形で使用される事となり、JR西日本所有の東海道・山陽新幹線及び山陽・九州新幹線の車両で車内メロディーとして、Aメロが始発・終着用、サビが途中停車駅用で使用されている。
だが、JR東海所有の東海道・山陽新幹線の車両ではこの曲と同日に「AMBITIOUS JAPAN!」(TOKIO)に変更された。この曲は、前述の東海道新幹線の品川駅開業を契機に展開された、JR東海のキャンペーン「AMBITIOUS JAPAN!」のキャンペーンソングである。しかし、2023年7月21日より「AMBITIOUS JAPAN!」から「会いにいこう」(UA)に変更されている。この曲は、東海道新幹線が開業60周年を迎えることを契機に展開されている、JR東海のキャンペーン「会いにいこう」のキャンペーンソングである。
また、2015年3月14日の北陸新幹線の金沢延伸開業直後に、同日から就役したJR西日本所有の北陸新幹線の車両で始発・終着用が全ての停車駅で使用されたものの、同年10月1日より延伸記念キャンペーンソングとして谷村が制作した「北陸ロマン」(谷村新司×仲間由紀恵)に変更されている。