YBC7289
ナビゲーションに移動
検索に移動
YBC7289とは、古代バビロニアの粘土板のひとつ。2の平方根の値が、実用上ほとんど価値がない精度で記述されている(笑)。
概要[編集]
「2の平方根を求める」こと自体は、手間さえかければ可能である。
ところがYBC7289は、「俺ここまで頑張っちゃったぜイェーイ!」という感じではなくて、「こんなん思いついちゃいましたけど」的な風情が漂っている。そこでプリンプトン322と引きくらべてみると、原始バビロニア長方形のうち、「短辺と長辺の長さの差が1」という長方形を作りだす系列があるため、それをどんどん大きくしてゆくと正方形に近づいてゆき、その結果2の平方根の近似値が求まる。
実際に表計算ソフトで計算してみると、10回くらいで充分な精度が得られる。