XML

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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XMLは、マークアップ言語の一つ。また、そのサブセットの総称。正式名称はExtensible Markup Language(エクステンシブル マークアップ ランゲージ)であるが、ほとんどの場合、略称のXMLが使われる。
略称にEMLではなくXMLであるのは、XMLの特徴としてタグに> , <の文字を用いることから、これを合体した形に似ているXが採用されたことによる。[Jokeこの一文には冗談が含まれています。真に受けるかどうかはあなた次第です。]
本来はコンピュータ向けのデータ交換用の形式であったため、「<なんとか> で始まって</なんとか> で終わる」というお約束があったが、HTMLでは「人間にも書きやすく理解しやすいように」ということから、<br>タグとか<hr>タグとかいったものが生まれ、「始まってんのか終わってんのか、どっちなんだよ?!」という話もあった。HTMLXMLを統合しようというXHTMLもあったが頓挫し、2024年現在では HTML5+CSS2がデファクト・スタンダードのなっている。
したがって、(Enpediaにおいてはだが) 「</br>」とか「<br/>」とか書かずに、「これは予約語だから」と居直って「<br>」と記述しても特に問題はない。<br>タグと<hr>タグ以外に問題のありそうなタグがあれば、HTMLのページでそのむね報告されたい。

概要[編集]

World Wide Web Consortium(W3C)が仕様を策定しているマークアップ言語で、この仕様自体は汎用的なものである。XMLを基礎としたマークアップ言語は多数ある。

データ記述言語としても使われるが、データ量や仕様が複雑で冗長なので、2020年時点では他のデータ記述言語が主流となっている。軽量データ記述言語では表現できない複雑な構造を表現できる利点があるので、そのような場合には使われる。

複雑な構造を表現できるものの、山カッコを使用したメタデータを大量に書く必要があるので、直接テキストデータを手作業で作成することには向いていない。

XMLは、プログラミング言語において、メモリー上にあるオブジェクトをテキストデータに変換およびそれを復元する処理に使用されることがある。テキストデータに変換することをマーシャリング、オブジェクトに復元することをアンマーシャリングという[1]。テキストデータにすることで、ファイルに保存したり、テキストベースの通信プロトコルのデータに使用できる。

採用例[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. 直列化(シリアライズ/デシリアライズ)という言葉が使われる場合もある。

関連項目[編集]