TRIPS協定
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TRIPS協定(トリップスきょうてい,TRIPS:Agreement on Trade-Related Aspects of Intellectual Property Rights)は「知的所有権の貿易関連の側面に関する協定」と訳される。 1994年に作成され、1995年に発効した。
目的[編集]
特許権だけでなく著作権や商標権などの知的財産権を包括的に保護する。WTO協定の附属書のひとつであり、WTO協定の一部である。
概要[編集]
多国間協定であり、WTOの規定により加盟各国は本協定に拘束される。協定の内容は各国の法律に反映する義務がある。知的財産権に関する規定をGATTの基本構造の中に取り込んでいる。
内国民待遇[編集]
TRIPS協定は内国民待遇、すなわち自国民の待遇と比べて不利でない待遇を他の加盟国にも与えることを規定する。
最恵国待遇[編集]
TRIPS協定は最恵国待遇、すなわち加盟国が他の国の国民に与える利益、特典、特権又は免除は、他のすべての加盟国の国民に対し即時かつ無条件に与えなければならないと規定する。