JC08モード
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JC08モードとは、過去に使用されていた日本の自動車の燃費測定方法の一種である。
概要[編集]
普通自動車の燃費測定は1991年に当時の運輸省が制定した「10・15モード」によって測定されていたが、この測定方法は利用実態から大きく乖離していたこともあってカタログ燃費と実燃費の差が激しく、より実態に近い燃費測定方法として制定されたのがこのJC08モードである。
このモードが適用されるのは日本で型式認定を受けた総重量3.5トン以下の乗用車・貨物車で、2011年4月以降に型式認定を受ける自動車はJC08モードでの燃費掲載が義務化され、それ以前に発売の自動車についても2013年2月末までにJC08モード燃費を掲載することが義務化されていた。
10・15モードに比べて利用実態に近づいたことからカタログ燃費と実燃費の乖離度合いも緩和されたが、それでも実燃費はカタログ値の6割程度に留まり、2018年10月からはより実燃費に近い数値となる国際基準であるWLTPへと移行した。