トヨタ・FJクルーザー
FJクルーザー(FJ CRUISER)とは、トヨタ自動車が製造していたビッグサイズのクロカンSUVである。略して「FJ」とも書かれる。北米向けに開発されたトヨタの本格オフローダーで、海外市場を主戦場として作られた。基本となる構造(基本構造)はランドクルーザープラドをベースにしており、シャーシとエンジンはランドクルーザープラドと共通の構成を採用し、トランスファーはパートタイム4WD。2WDはフロントエンジンの後輪駆動で、構造はFRを基本・ベースに、駆動力を高める副変速機付きの4WDシステムを採用し、トランスファーは、「H2(FR)」-「H4(4WD)」-「N」-「L4」のポジションを持つ。タイヤ外径はプラド(776mm)より一回り大きく、801mm=ほぼ80cmあり、ランドクルーザー用タイヤの外径と同じで、普通自動車の中ではトラックやバスのタイヤ外径に比較的近く、ビッグタイヤで、最低地上高は230mmとかなり高いハッチバック車である。タイヤ外径の大きさは普通自動車の中では一番大きく、トップクラスで、最大サイズである。車幅は1905mmで、ランドクルーザーよりはやや小さいが、4代目のランドクルーザープラド(プラド150)(1885mm)より一回り大きく、1.9mをわずかに超えており、トップクラスのSUVといえる。ランドクルーザー系の車である。凸凹道、丸太道のような障害物、砂利道、荒れ地、段差、階段、林道、岩場、雪道というハードなオフロードを難なく乗り越えることができ、登坂能力も高く、あらゆる場所でもオールラウンドな魅力でそれなりに走れる。タイヤ外径が80cmなので、ワイルドな凸凹道のオフロード走破性を強調したレベルになっている。背の高いハッチバックのボディであり、着座位置は少し高めで、室内の床下からダッシュボードまでの高さの位置は、ランドクルーザープラドより高く、地面からボンネットまでの高さがかなり高く、フロントガラスの下端や視線・運転席からの目線の位置が高く、フロントガラスエリアの下側が少し欠けていて、視界の下部分が欠けていてイマイチで、かなり高重心である。リアシートは床の座面の間隔がやや狭い。最小回転半径は6.2mと大きいため、小回り性能やUターンには向かない。最低地上高が230mmとかなり高いので、リフトが高く、高い床面で、ドアは観音開きのリヤドアを採用しているので、乗降性はやや難しく、面倒である。ドアノブが前の扉のみなので、前の扉を開けないと、後ろ扉が開かない状態になっている。ドアを閉じるときでも順番があり、前扉から閉めると、後ろ扉が閉まらなくなるので、最初に後ろ扉から閉める。パートタイム4WDなので、前後輪の回転数の調節の機能は付いておらず、舗装路(オンロード)は後輪駆動で走る。4WDでオンロードは走れない。4WDで走行するときは、ぬかるみ、凸凹道のオフロード、雪道のみとなる。通常走行の2WD(FR)は「H2」で、タイヤの回転数は、前輪へのトルク配分を行わず、前輪0:後輪100のトルク配分となる。「H4」では、タイヤの回転数は、前輪50:後輪50固定のトルク配分となり、タイヤの回転数が均等になる。動力性能は、吸・排気連続可変バルブタイミング機構を採用した4ℓV6エンジンと5速ATを組み合わせた4WDモデル。
FJクルーザーのボディのデザインは、角張った形となっている。
FJクルーザーのバック音及びライト付けっぱなしの警告音の音高の周波数は、約2083Hz(音名:C6より8セント低い)。
FJクルーザーのライバル車は、ハイラックスサーフ、パジェロ、ランドクルーザープラドを相手に値引き競争させたい。
日本では2018年1月に生産終了。理由は、全幅が4代目のランドクルーザープラド(プラド150)(1885mm)よりやや大きく、1905mmであり、190cmをちょっと超えているので、LサイズというよりはLLサイズに近いからであり、トヨタの大型クロカンSUVは、ランドクルーザープラドの独り勝ちとなった。
スペック[編集]
- 型式=CBA-GSJ15W
- グレード=オフロードパッケージ
- 販売期間=2010年12月~2018年1月
- 全長=4635mm
- 全幅=1905mm
- 全高=1840mm
- ホイールベース=2690mm
- 室内長=1785mm
- 室内幅=1560mm
- 室内高=1225mm
- ナンバープレートの分類番号=3ナンバー
- シャーシ(フレーム)の構造=フレーム
- トランスミッション=5AT
- 駆動方式=パートタイム4WD
- ボディタイプ=ハッチバック
- タイヤサイズ=「265/70R17、タイヤ外径=803mm=ビッグタイヤ」「265/65R18、タイヤ外径=801mm=ビッグタイヤ」
- ドア数=5ドア
- シート=2列シート
- 乗車定員=5人乗り
- 最低地上高=230mm
- 最小回転半径=6.2m
- バックドアの開閉=横開き式、ガラスのみ横開き式、スペアタイヤ付き
- スペアタイヤ=あり、位置はバックドアの背面
- 車両重量=1940kg
- エンジン形式の種類=V6
- 排気量(総排気量)=3955cc
- 燃料(使用燃料)=レギュラーガソリン
- チェンジレバー=P、R、N、D-4、3、L-2
- トランスファーシフトレバー=H2,H4,N,L4のポジションを持つ
- バック音及びライト付けっぱなしの警告音の音高の周波数:約2083Hz(音名:C6より8セント低い)
- ハンドル直径=
- ハンドル位置=右
- フューエルリッドの位置=左
- フューエルリッドのふたの長さ=縦:16.4cm、横:18.4cm
- スピードリミッター=180km/h
- メーターの数字の文字の角度=円の角度に沿っている
- ボンネットの長さ=90cm・103cm
- 地面からボンネットまでの高さ=127cm
- 室内の床下からダッシュボードまでの最高の高さ(床マット無し)=cm
- 室内の床下から運転席の椅子の底部までの最高の高さ(床マット無し)=cm
- フロントガラスの広さ=幅(横):上部cm、下部cm、縦(ガラスに沿った場合)41.4cm
- バックドアのガラス(リアガラス)=縦:最長31.5cm、横:最長101.5cm
- フロントフェンダーの最長=横:95cm
- リアフェンダーの最長=横:86cm
- アクセル=縦:cm、横:cm
- ブレーキ=縦:cm、横:cm
- ドアミラーの鏡像=縦:cm、横:cm
- アプローチアングル=°
- ランプブレークオーバーアングル=°
- デパーチャーアングル=°
- 燃料残量警告灯の色=
- 生産国=日本
外部リンク[編集]
- [1]
- [2]
- トヨタ FJクルーザー(GSJ15W) バック音 - YouTube
- [3]
- [4]
- 全国のFJクルーザー(トヨタ)の中古車情報・中古車検索のグーネット中古車|2010年12月~2018年1月
- トヨタ FJクルーザー - GAZOO