ファイナルファンタジーVI

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ファイナルファンタジーVI(ファイナルファンタジーシックス)とは、1994年4月2日スクウェア(現:スクウェア・エニックス)より発売されたスーパーファミコン用ソフトである。ファイナルファンタジーシリーズ6作目。

概要[編集]

本作はスーパーファミコンのシリーズ最後の作品であり、また、任天堂ハードが初出のFFナンバリングタイトルにおいても最後である。戦闘は前作までと同じくATB(アクティブ・タイム・バトル)方式を採用。戦闘中に時間経過で溜まる「ATBゲージ」が最大まで溜まったキャラクターから行動できるというシステムとなっている。また、本作ではスーパーファミコン後期の作品という事もあり前作からグラフィックが一新され、スーパーファミコンのソフトとは思えないグラフィックでゲームを楽しむ事ができる。そのため容量は24メガビット(3MB)と、当時としてはなかなか大容量になっている。[1]また、PlayStationにて「ファイナルファンタジーコレクション」として同じくスーパーファミコンで登場した「ファイナルファンタジーIV」、「ファイナルファンタジーV」とカップリング移植された。PS版はPlayStation 3ゲームアーカイブスでも配信されている。その他、ゲームボーイアドバンス版やバーチャルコンソールなど、多くの移植が登場している。

ゲーム内容[編集]

本作ではそれまで「王道RPG」のような雰囲気だったFFシリーズから一風変わって、魔法が失われ蒸気と機械が中心のスチームパンクのような雰囲気となっている。そのためそれまで戦闘手段の一つだった「魔法」を主軸に物語が進んでいく。これは続編のファイナルファンタジーVIIなどにも引き継がれている。また、前作までと比べるとRPGとしての難易度は低く、ストーリーを重視している。また、ゲームシステムなどの関係で低レベル攻略や低歩数攻略など、様々な縛りプレイも盛んである。

バグ[編集]

本作には多くのバグが存在しており、特にゲームの難易度を大きく下げてしまうものなどもある。移植版でもSFC版からソースをそのまま移植しているため、だいたいのバグは使えたりするが、一部のバグは修正されている。

なんでも装備[編集]

本来であればそのキャラクターが装備できない装備や、本来は装備できないアイテムまで装備できてしまうバグ。装備したいアイテムをアイテム欄の一番最後の欄に入れ、装備したい部位に装備できる装備を全て売り、装備画面で「さいきょう」を押すとそのアイテムを装備できる。アイテムのステータスにはそのアイテムの効果量が反映され、特にハイポーションを装備すると物理防御力が最大値の255になるなど、[2]簡単に実行できる上にかなり大きい効果が期待できる。

兵士すり抜け[編集]

途中の分岐シナリオの「ロック編」で街の出口を塞いでいる帝国兵をすり抜けられるというもの。本来であればここで「セリス」というキャラクターを助けなければ脱出できないのだが、これを使うことでセリスを助けずに街から出ることができる。方法としては、往復して動いている兵士から1〜2マスほど離れた場所にプレイヤーキャラを置き、上から下に移動するタイミングでメニューを開き、十字キーの上を入れながら閉じるというもの。ここでそのままストーリー上行く洞窟へ行くと、ボス戦においてセリスの台詞が「モグタン」という謎のキャラクターの台詞になっている。

モグタン「壁の中から何か来る!」

モグタンはもはや最弱と言ってもいいステータスで、モグタンと同行する際は実質一人での戦いを強いられる他、先述のボス戦を超えるのは「イヤリング」を装備して洞窟内の「いかづちのロッド」を使わないと不可能となっている。更に、ロックが商人や下級兵士の姿でボス戦を突破した場合はずっとその服装のままになる。また、カイエンというキャラクターがセリスと相まみえた際の台詞もことごとく「モグタン」に変更されている。

カイエン「マランダ国を滅ぼした悪名高いモグタン将軍!
この帝国のイヌめ!そこになおれ!!成敗してくれよう!」

なお、モグタンを仲間にした状態でセリスがいる拷問部屋に行くとフリーズする。

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脚注[編集]

  1. 32メガビット(4MB)ロムカセットも出ていたという情報もあるが、詳細は不明。
  2. なお、これは表示上の値であり、内部では250として処理されているが、それでも高いのには変わりない。