Enpedia:利用者

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
Enpedia:CAPTCHA免除から転送)
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エンペディアにおける利用者(りようしゃ)とは、エンペディアに参加する人、及びエンペディアのページ編集などを行う人のことをいいます。一般に「利用者」とは登録利用者(アカウント)に対して呼ばれることが多いですが、未登録(匿名)で編集を行う人や、エンペディアを閲覧する人も便宜的に「利用者」に含まれます。「利用者」の原文は英語のユーザー (user) であり、「利用者」の別名にもなっています。

なお「エンペディアの利用者」は別名で「エンペディアン」と呼んでいます。

概要[編集]

エンペディアにはそれぞれの種類の利用者が存在します。 これらはエンペディアを使用しているウィキソフトウェアのMediaWikiのグループ権限機能によるもので、利用者はそれぞれの「利用者グループ権限」(単に「グループ」や「権限」とも)に属することで特別な操作ができたりします。システム上閲覧者を含むすべての利用者には、利用者グループ権限が割り当てられています。現在のエンペディアにおけるグループ権限の技術的な詳細と、グループに所属している利用者の正確な情報は特別:利用者グループ権限を参照してください。

また後述する「登録利用者」「IP利用者」「自動承認された利用者」以外の利用者グループ権限は、MediaWikiのシステム上特別なグループ権限に指定されており、スタッフやコミュニティなどの合意がないと所属することができないといった特別なグループ権限となっています。これらのグループ権限は、権限を持つ登録利用者によって付け替えが可能になっており、特別:ログ/rights(利用者権限変更記録)では、登録利用者に対するグループ権限の付け替えが記録されています。この操作は以下に記述する「ビューロクラット」もしくは「スタッフ」のグループ所属利用者によって行われています。

なお、管理者によって投稿ブロックされた利用者は、編集などの全利用者に影響するデータベースの保存関連の操作はできなくなりますが、読者としての閲覧はその後も可能です。

グローバルグループ権限[編集]

グローバルグループ権限(グローバル権限)は、旧エンペディア(1st,2nd)と現エンペディア(3rd)の3つのデータベースを横断的に操作することが出来るグループ権限です。このグループ権限は現エンペディア移行の際に、全てのエンペディアデータベースをまとめて簡単に管理できるよう導入されました[1]。スタッフによってデータベース上でパーミッションなどの調整が行われています。このグループに所属すると、それぞれのエンペディアデータベースに設定された標準のローカルグループ権限に影響せずに、すべてのエンペディアデータベース上で権限の行使を行うことが出来ます。以下の「スタッフ」「閲覧者」がこのグループに該当します。このグループ権限の詳細は特別:グローバルグループ権限を参照してください。

利用者の種類[編集]

IP利用者[編集]

ログインを行わずに編集を行う利用者は、匿名利用者 (anonymous user)、IP利用者、IPユーザー、非ログイン利用者(この他、単に「IP」とも)、第三者(?)と呼びます。IP利用者は実質どのグループにも属さない利用者だと思われがちですが、MediaWikiのシステム上では(*印)「(全員)」のグループに割り当てられます。ページの閲覧、編集、新規作成、アカウント作成が標準で可能になっており、ページ(記事)を編集したり、新たにページ(記事)を追加(作成)したり、アカウントを作成(利用者登録)したりすることが出来ます。

ログインしないで編集を行うと、接続に用いたIPアドレスが履歴やログに記録されます。このため、誰にでも見られる状態でIPアドレスが表示されます。なお、IPアドレスでは接続元(国・日本の都道府県、施設、プロバイダなど)は誰にでも外部のサイトから調べることが出来ますが、個人の住所までは特定できません。

編集などの注意を呼びかけるために、IPアドレスのトークページの作成は可能ですが、利用者ページの作成は(不可能ではないですが)原則的に禁止です。これはIPアドレスが個人の所有物ではないことと、使用者が一人とは限らないためです。

登録利用者(一般利用者)[編集]

アカウントの利用者、及びログインして編集する利用者は、ログイン利用者、登録利用者(単に「利用者」とも)、アカウントユーザーと呼びます。個人設定を変更して外装やメールアドレスを設定したり、編集時に細部の編集の印()をつけたり、ウォッチリストで気になるページを監視したりとIP利用者から更に多くの操作ができます。ウィキメールの設定もでき、登録利用者間のメールのやりとりもできます。自分自身の専用ページ「利用者ページ」を作ることもできます。

編集などの操作は、IPアドレスの代わりにアカウントの利用者名が履歴やログに記録されるため、自身のIPアドレスはバレずにすみます。とはいえ秘匿された状態で一定期間保存されます。登録利用者のIPアドレスは、利用者調査者のみ必要時に限り、調べることが出来ます。

新規利用者[編集]

なお、登録初期のアカウント利用者の場合は「新規利用者」として扱われ、自動承認される一定の期間までは特別:利用者グループ権限の「登録利用者」の操作だけを行うことができます。自動承認されるまでは、ページ名の改名(移動)やファイルのアップロード、半保護されたページ編集などの一部操作はできません。

自動承認された利用者[編集]

新規登録(アカウント作成)から7日経過し、かつ、50回以上の編集を行っていると「自動承認された利用者」 (autoconfirmed user)のグループ権限が自動的に付与され、ページの移動やファイルのアップロード、CAPTCHA免除や半保護されたページの編集が可能になります(全保護されたページはできません)。このグループに属する機能はサーバーやログに大きな影響を与えることがあるため、初心者による誤操作の回避や、移動・アップロード荒らし等の対策のために設けられています。

承認された利用者[編集]

自動承認された利用者と同じ権限を手動で与えられた利用者です。主に第二種スパムチェックに引っかかるなどの理由で使います。

CAPTCHA 免除[編集]

CAPTCHA のみが免除される利用者です。

かつてのエンペディアでは、新規ユーザーは投稿のたびに面倒な「reCAPTCHA」を行う必要があり、その手間を軽減するためにこの権限が使われていました。

しかし、2024年2月のサーバーメンテナンス以降は、「reCAPTCHA」よりもはるかに簡単に突破できる「CloudFlare Turnstile」が使われています。そのため、現在ではこの権限が活用されることはありません。ですが、環境によってはreCAPTCHAをしなければならない場合があるようです。

ボット / Bot[編集]

ボット (Bot) は、スクリプトなどのソフトウェアを用いて、機械的な編集を行うアカウントのために設けられた利用者グループ権限のひとつです。このグループに属する利用者の編集などの操作は特別:最近の更新からは標準状態では非表示になります。

管理者[編集]

管理者は、エンペディアの管理に関する利用者グループ権限の一般的なもので、ページの削除や保護、特定利用者の編集制限(投稿ブロック)、ページのインポートなどといった利用者グループ権限の中では特に多数の操作を行うことが出来ます。

なお、2013年のエンペディア移行から2014年6月までの管理者は、Enpedia:追加権限保有審査の最初の審査が行なわれるまでは、暫定でグローバル権限版の「グローバル管理者」のグループを使用していました。

氾濫防止フラグ[編集]

エンペディア独自に設定されている利用者グループのひとつで、管理者が大量の権限の操作を行うときに一時使用されるグループです。このグループに所属すると、編集などの操作が特別:最近の更新からは標準状態では非表示になります。ボットと効力は同じですが、ボットでない利用者が使用するため、グループの役割は少し異なります。

このグループは、管理者のみ自身に対して付け外しが可能です。

ビューロクラット[編集]

ビューロクラットは、利用者アカウントに関する一部の操作を行うことができます。他の利用者に管理者、ビューロクラット、ボットの3グループ権限の付け外しや、アカウントの利用者名を変更したりする操作権を持ちます。詳細はEnpedia:ビューロクラットを参照してください。

利用者調査者 / チェックユーザー[編集]

利用者調査者(チェックユーザー、英:CheckUser)は、エンペディアにおける登録利用者のIPアドレス情報や、疑いある複数アカウント(ソックパペット)の同一性などを調べることができます。詳細はEnpedia:利用者調査者を参照してください。

秘匿者 / オーバーサイト[編集]

プライバシー侵害など、通常の削除よりも厳重に対処する利用者が所属するグループ権限です。主に重大な悪質投稿などが行われた場合、その版を特定版削除し、管理者からもその版を閲覧できなくさせ、永久に復元できないようにするといった強力な機能の操作権を持ちます。詳細はEnpedia:秘匿者を参照してください。

不正利用フィルター / Abusefilter[編集]

エンペディアにおける特別:不正利用フィルター関連の操作を行う利用者が所属するグループ権限です。

スタッフ / エンペディアスタッフ[編集]

エンペディア全体に関わる、運営者などが所属する利用者グループ権限です。ローカルとグローバル両方存在するグループ権限ですがMediaWikiのシステムにおける効力は同じです。全エンペディアの(グローバルを含む)グループ権限を操作したり、チェックユーザー管理者の代わりに権限を行使したり、不正利用フィルターを操作したりことが出来ます。また一部のスタッフはサーバーにアクセスしてMediaWikiの設定変更を行う権限も持ちます。詳細はEnpedia:スタッフを参照してください。

なお、旧エンペディアの初期では、運営者専用の「ウェブマスター」グループとその負担軽減のための「スタッフ」グループに分けられていましたが、2011年11月12日にそれらのグループ権限はスタッフに統合され、今に至っています。またこの他にエンペディアの創設者専用の「創設者」グループも旧エンペディアの2nd時代に存在していましたが、これも後にスタッフに統合されています。詳しくはスタッフを参照してください。

trusteduser / trusted[編集]

エンペディアのシステム上、特定利用者に対し何かしらの機能を有効にさせるなどに使われるグループです。主にグローバルアカウントの設定を行わせるなどに使われています。

閲覧者[編集]

管理者以外の登録利用者が旧エンペディアを閲覧するために使用されるグループ権限です。現エンペディアとは別のデータベース(旧エンペディア)に対して使われるため、グローバルグループ権限となっています。このグループ権限の所属方法はEnpedia:旧エンペディアについてを参照してください。

廃止された権限[編集]

以下はかつてエンペディアのMediaWiki上において使用されていたグループ権限です。

ウェブマスター / Webmaster[編集]

旧エンペディア時代に使われていたグループ権限で、運営者のみが所属する権限です。MediaWikiの設定変更やエンペディアの最終決定等の権力を持っていました。このグループ権限はエンペディアがHosiryuhosi氏の運営元になった以後(2nd移行後)に作られたもので、そのグループ権限が無かった設立当時のエンペディア(1st時代)でも便宜的にオレリ氏が所属していたことになっています。このグループの使用時の詳細は2nd:Enpedia:ウェブマスター(閲覧権限必要)を参照してください。

このグループ権限は2011年11月12日にスタッフ権限(スタッフ第2次制度の上級スタッフ)へ統合され、廃止されました。

創設者[編集]

旧エンペディア時代に使われていたグループ権限で、エンペディアを最初に設置したオレリ氏専用の「創設者の証明の権限」として2011年3月7日から2012年3月2日まで使用されていたグループ権限です。特別な効力は有していません。Enpedia:創設者を参照してください。

脚注[編集]

  1. MediaWiki拡張機能のCentralAuth(ウィキ間のアカウント統一機能)によるグループ権限です。この機能は登録利用者を旧エンペディアから現エンペディアデータベースへ移住させるためにも導入されました