DJコントローラ

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DJコントローラとは、主にパソコンと接続して使用されるDJ機器の一種。ターンテーブルミキサーが一体化したような見た目をしているが、実質的にはMIDIコントローラとして動作する入力デバイスである。PCで動作するものが多いことからPCDJコントローラとも呼ばれる。

概要[編集]

PioneerDJ(現:AlphaTheta)のDDJ-WeGO4

伝統的なターンテーブルやCDJ[注 1]とは違って単体で音を出すことができない機種が多く、基本的にはパソコンやタブレットなどに保存された音源を使ってプレイすることになる。一方、レコードやCDを回転させるための機構をもたないがミキサーとジョグ[注 2]が一体化してコンパクトになっているため、場所を選ばずにプレイできるというメリットもある。基本的に安価であることから入門用としても需要が高い[注 3]

音源はPCに保存されている音楽ファイルや一部のDJソフトではストリーミングサービスも活用することができ、買ってすぐにプレイを始めることができるのも大きな魅力と言われている。また、一部のコントローラやソフトにおいてはスマートフォンやタブレットでの動作も可能であり、「どこでもDJ」といううたい文句で宣伝されている製品もある。

主なメーカーとしてはPioneerから分社したAlphaTheta(旧称Pioneer DJ)やNumarkなどがある。AlphaThetaは入門向けDJコントローラからプロ向けのコントローラまで豊富なラインナップをそろえてあり、とりあえずで選んでも失敗しにくい[注 4]。Numarkはコストパフォーマンスに優れる優秀なメーカーであり、時たまユニークな機材を出すこともある。

ソフトウェア[編集]

PCDJをプレイするにはソフトウェアが必要であることが多く、数々のDJソフトウェアが世に出回っている。タブレット用のDJアプリの場合はタップでスクラッチなどの操作ができるものもあるが、DJコントローラを接続することでよりできることは広がるうえ何より操作しやすいのが特徴である。また、DJコントローラを買うとソフトウェアの制限が解除される[注 5]ソフトもあり、追加の費用が少なく済むこともメリットである。

PC用としてはrekordboxやserato DJなどが有名であり、スマートフォンやタブレットアプリとしてはWeDJやdjayが良く利用されている。

脚注[編集]

  1. レコードではなくCDを使ったもの
  2. 回転させて位置を合わせたりスクラッチする部分
  3. もちろんプロ用の数十万の機材もある
  4. しないわけではない
  5. DJコントローラがハードウェアライセンスになっている