PCエンジン

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PCエンジンは、1987年NECから発売された家庭用据え置き型ゲーム機

概要[編集]

1987年10月30日発売。

NECハドソンと共同で開発したゲーム機であり、当時隆盛を極めた任天堂ファミリーコンピュータと同じ8ビットであるものの、それを凌駕する性能を持っていた。特に、『THE 功夫』を始めとした巨大スプライトを使用したゲームも多く見られた。

ソフト媒体は「HuCARD」(ヒューカード)と呼ばれるICカード型のものが基本で、これによって、ファミコンのカセットと比べ、小型化と大容量の両方を実現した。音源は波形メモリ音源を採用しており、後に登場することとなるFM音源を搭載したメガドライブPCM音源を搭載したスーパーファミコンと比べるとやや貧弱。

1988年には本機の代表的な周辺機器であるCD-ROM2が登場。家庭用ゲーム機としては初となる光ディスク媒体使用で、これによって容量が大幅に増え、音楽もCDに記録したものをそのまま流すことが可能になったため、音源による制約がほぼ消滅した。ただし、勿論普通に内部音源で音を鳴らすよりも容量を食う。

1990年に任天堂はスーパーファミコンで対抗し、圧倒的な任天堂のネームバリューによって、一般層にはあまり知られなかったものの、マニア向けのゲーム機として一部の層で人気があった。1996年以降はプレイステーションなどの32ビットのゲーム機が人気となる。

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