黒田記念館
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黒田記念館(くろだきねんかん,)は日本近代洋画の父ともいわれる黒田清輝の遺作を展示して画家を顕彰する美術館である。
概要[編集]
黒田清輝の油彩画約130点、デッサン約170点、写生帖などを所蔵し、特別室と黒田記念室で展示している。黒田清輝の画業の初期から晩年までの作品が揃う。
建築[編集]
2001年(平成13年)9月に開館し、2002年(平成14)年に国の登録有形文化財となった。2007年(平成19年)4月1日独立行政法人国立文化財機構が設置され、黒田記念館は東京国立博物館に移管された。黒田記念館は昭和初期における美術館建築(岡田信一郎の設計)として貴重なものであることから、創建当初の姿に復する工事を行った。東京美術学校教授であった建築家岡田信一郎の設計により1928年(昭和3年)に竣工し、イオニア式列柱を用いスクラッチタイルを貼った外観や、天窓からの自然採光が特徴である。
主要作品[編集]
- 『瓶花』 / Flowers in Vase 1912年
- 『昔語り』『構図II』 原作は焼失
- 『湖畔』 重要文化財 黒田清輝筆 明治30年(1897)1900年のパリ万国博覧会に『智・感・情』とともに出品
- 『智・感・情』 重要文化財 黒田清輝筆 明治32年(1899)
- 『舞妓』 重要文化財 黒田清輝筆 明治26年(1893)