黒焔の戦乙女
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『黒焔の戦乙女』(こくえんのヴァルキリー)は、梶沖たくまによる日本の漫画作品。
概要[編集]
『月刊コミックアライブ』で2018年10月号より連載されている[1]。 2020年7月号で完結した。
ストーリー[編集]
鈴代鈴太郎は、実家の蔵を整理していたら曾じいちゃんにあたる人の手紙に17になったら私立隈本学園に来るようにと書かれているのを見つける。そして、学園を訪れてみると九品寺天音と八景水谷マキルの戦いの立会人をさせられることになる。そこで、戦いの衝撃で地下に落ちてしまう。そこで鈴太郎は不知火様の社に迷い込んで、鈴太郎をシラクリという存在に出会うのだった。そして、鈴太郎の中に不知火様が移ることになるのだった。
登場人物[編集]
不知火関係[編集]
- 鈴代 鈴太郎(すずしろ りんたろう)
- 本作の主人公。曾おじいさんの残した手紙に従って私立隈本学園高等部に転入した二年生。白繰の力を宿しており、学園にきたときに不知火が中に移っている。
- 不知火(しらぬい)
- 黒衣の祖であり、白焔をまとう。
- 黒衣と肌を重ねることで力を回復させることができ、鈴太郎が倒れたときには天音やマキルのおっぱいを吸って力を回復させた。
私立隈本学園[編集]
- 九品寺 天音(くほんじ あまね)
- 私立隈本学園高等部二年生。四席。巨乳。
- マキルと戦う際の立会人に学園にきたばかりの鈴太郎を立会人に任命。それから鈴太郎が白繰ということもあって襲われることもあるので、色々と鈴太郎を手助けしている。白ノ衛に任命されたことによって、黒焔の供給が変化して戦闘に苦戦する。それでも戦闘をしていくごとに力を使いこなしていく。
- 八景水谷 マキル(はけのみや まきる)
- 私立隈本学園高等部二年生。四席。巧や良太からハケパイと拝まれるほどの巨乳。
- 天音と戦う際の立会人に学園にきたばかりの鈴太郎を立会人に任命。それから鈴太郎が白繰ということもあって襲われることもあるので、色々と鈴太郎を手助けしている。白ノ衛に任命されたことによって、黒焔の供給が変化して戦闘に苦戦する。それでも戦闘をしていくごとに力を使いこなしていく。
- 久坂 万里乃(くさか まりの)
- 私立隈本学園高等部三年生。次席。生徒会長で黒衣の中でも一番強いと言われている。
- マルゥ / マルルバルト・ファテマ
- 白繰である鈴太郎に興味を示す黒衣。兎の着ぐるみを着て戦う。鈴太郎に一般の女子を装って近づき、白焔を奪う。取り返しに来たマキル、万里乃、天音と戦闘となり、白焔の力で撃退しようとする。だが、不知火が目覚めたことで撤退した。命華を襲った灰怨ノ骸との戦いでは天音たちに加勢している。
- 益城 本子(ましき もとこ)
- 私立隈本学園高等部一年生。六席。天音やマキルを慕う素直で真面目な後輩。
- 日奈久 八代(ひなぐ やしろ)
- 私立隈本学園高等部二年生。三席。生徒会書記。鎖を使って戦う。
- 神水 継刃(くわみず つぐは)
- 私立隈本学園高等部三年生。三席。生徒会副会長。一人称は「俺」。
- 四方寄 命華(よもぎ めいか)
- 私立隈本学園高等部二年生。四席。天音をライバル視しており、正面から戦うまっすぐな性格。
- 灰怨ノ骸によって黒焔を暴走させられてしまい、天音と意識もおかしいまま戦うも、鈴太郎によって元に戻る。そして、自分を命がけで助けてくれた鈴太郎のことを慕うようになった。
- 山田 聖(やまだ ひじり)
- 私立隈本学園高等部二年生。天音やマキルと同じ二年四組。通称やんびー。
- 小坂 好美(こさか このみ)
- 私立隈本学園高等部二年生。天音やマキルと同じ二年四組。通称こっこ。
隈友寮[編集]
女性[編集]
- 楡木 まみる(にれのき まみる)
- 私立隈本学園初等部三年生。愛称「まみ坊」。鈴太郎たちの住んでいる隈友寮の寮母をしている。
= 男性[編集]
- 滴水 樹(たるみ いつき)
- 401号室の男子。二年生。鈴太郎と同室。
- 寺沢 巧(てらさわ たくみ)
- 403号室の男子。二年生。多丸と同室。リーゼントにしている。
- 田丸 良太(たまる りょうた)
- 403号室の男子。二年生。寺沢と同室。ぽっちゃり体型。
その他[編集]
- 天火(あまか)
- 天音の姉。魑魅魍魎によって灰怨ノ骸に落ちてしまう。みんなの力で祓われて回復はしたものの、完全には元に戻らずに小さな子供の姿になっている。
用語一覧[編集]
- 私立隈本学園
- 黒衣を集めて力の使い方や技を競わせ、巫女としての資質を磨かせている学園。最上位の成績を収めたものは参拝者の集まる「降焔祭(こうえんさい)」で不知火さまに「黒焔の舞(こくえんのまい)」を奉納することができ、黒席として語り継がれる。黒席、次席、三席、四席、五席、六席の順に階級は分かれる。高等部は全寮制となっている。
- 黒衣(くろこ)
- 黒い焔を纏って戦う女子。地方の守り神「不知火さま」の加護を授かる「黒焔の巫女(こくえんのみこ)」として邪気や疫病を祓ってきた。
- 白繰(しらくり)
- 不知火様の宿主となる男性。黒衣との間に次代の白繰を残す役目がある。
- 隈友寮(すみともりょう)
- 鈴太郎たちの住む寮。
- 白ノ衛(しろのえ)
- 不知火たちを守護する存在。
- 灰怨ノ骸(はいえんのむくろ)
- 黒衣により焼き払われた魑魅魍魎の怨念が集まり灰燼に宿った成れの姿。
単行本[編集]
KADOKAWA〈MFコミックス アライブシリーズ〉より発売。全3巻。
巻数 | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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1 | 2019年2月23日(2019年2月23日発売) | ISBN 978-4-04-065492-8 |
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2 | 2019年9月21日(2019年9月20日発売) | ISBN 978-4-04-064021-1 |
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3 | 2020年7月22日(2020年7月22日発売) | ISBN 978-4-04-064790-6 |
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