麦と兵隊
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麦と兵隊(むぎとへいたい)とは、1938年に発表された小説。及びそれを元にした戦時歌謡曲。
概要[編集]
作者は火野葦平。ジャンルは戦記文学とされているが、作者の火野は従軍記録だとしている。本作と『土と兵隊』・『花と兵隊』を合わせて兵隊3部作とも呼ばれる。
楽曲としての麦と兵隊は1938年12月に発売。小説の麦と兵隊が市民の間で評判だと知った陸軍報道部が歌にすることを決め、作詞を藤田まさとに依頼。藤田は、作中の描写からああ生きていた 生きていた 生きていましたお母さん・・・という詩を書いたが、これが軍部からダメ出しを受け、徐州 徐州と人馬は進む・・・という現在の詩が書かれた。
一般に知られているのは4番までの歌詞だが、5番の歌詞も存在する。5番を歌ったのが確認できたのは塩まさるのみ。
歌詞からして日中戦争での描写と考えられる。