鶴岡カトリック教会

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鶴岡カトリック教会(つるおかかとりっくきょうかい)は、山形県鶴岡市にあるカトリックの教会である。聖堂(鶴岡カトリック教会天主堂)は197年(昭和54年)5月21日国の重要文化財に指定された。明治ロマネスク様式建築の傑作と言われる。窓はステンドグラスではなく、透明な紙に描かれた聖画を2枚のガラスではさんだ「窓絵」となっている。門は重厚な武家屋敷となっている。

沿革[編集]

1887年10月18日、家老末松十蔵の屋敷を購入した。1902年6月、フランス人ダリベル神父の全財産と寄付により、鶴岡教会建設に着手した。パピノ神父が設計者となり、マトン神父が建設監督者(第2代主任)となる。 1903年(明治36)、献堂記念として、フランス・ノルマンディー州のデリブランド修道院から「黒い聖母」が寄贈された[1]。 1903年10月11日、献堂式を行う。 1914年(大正3年)、司祭館が落成する。 1932年(昭和7年)、鶴岡教会での初めてのミサが行われる。

1948年(昭和23年)、聖堂玄関拡張工事。 1965年3月、新典礼により祭壇を改造する。 1968年(昭和43年)6月21日、鶴岡教会で始めての叙階式を行う。 1972年8月20日、ルルドの洞窟完成。 1973年5月1日、鶴岡市有形文化財に指定。 1973年6月27日、山形県有形文化財に指定 1979年(昭和54年)5月21日、国の重要文化財として指定。 1996年6月28日、補修工事完成祝賀式典挙行。 2003年3月、パイプオルガン完成(製作者:本間隆)。 2003年7月、黒い聖母鶴岡市有形文化財に指定。 2014年4月~現在、伴八郎神父(第23代)着任。

概要[編集]

  • 名称:鶴岡カトリック教会[2]
  • 所在地:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町7-19
  • 聖堂:鶴岡カトリック教会天主堂
  • 構造及び形式等:木造、瓦葺、バジリカ型三廊敷き
  • 高さ:23.7メートル
  • 建築面積:216.3m2
  • 設計:パピノ神父
  • 棟梁:相馬富太郎
  • 指定:重要文化財(国指定)[3]
  • 重文指定年月日:1979年(昭和54年)5月21日
  • 交通:JR東日本鶴岡駅より庄内交通バス「マリア幼稚園前」下車 徒歩6分
  • 開館時間:午前8時 - 午後6時
  • 入館料:無料
  • ミサ
    • 日曜日:午前9時
    • 平日:(火曜日 - 土曜日)午前7時
    • 第1金曜日:午前10時

参考文献[編集]