高村光太郎賞

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高村光太郎賞(たかむらこうたろうしょう)は詩と造型のすぐれた作品を表彰する。1958年度を第1回として1967年度の第10回で終了した。

概要[編集]

高村光太郎全集の印税をもとに設立され、詩部門と造型部門を設けている。運営は高村光太郎記念会が行う。忌日の4月2日に授賞式が行われる。 受賞者には「いくら回されても針は天極をさす」と彫られ木の盆をブロンズにした記念品と賞金各10万円が贈られる。

歴代受賞者[編集]

No. 年度 造型部門 作品名 詩部門 作品名
1 1958年度 柳原義達 昭和32年度の作品 会田綱雄 『鹹湖』
2 1959年度 豊福知徳 「漂流」 山之口貘/
草野天平
『定本山之口貘詩集』/
『定本草野天平詩集』
3 1960年度 佐藤忠良 第23回新制作展「うれ」等 岡崎清一郎 『新世界交響楽』
4 1961年度 向井良吉
/白井晟一
「蟻の城」/
「東京浅草善昭寺本堂」「群馬県松井田町役場」「秋田県雄勝町役場」等
山本太郎/
手塚富雄
『ゴリラ』/
『ゲオルゲとリルケの研究』
5 1962年度 舟越保武 「長崎26殉教者記念像」 田中冬二 『晩春の日に』
6 1963年度 堀内正和/
西田大由
「海の風」/
「青銅壷」
高橋元吉/
田村隆一/
金井直
『高橋元吉詩集』/
『言葉のない世界』/
『無実の歌』
7 1964年度 吾妻兼治郎
/水井康雄
「Mu99」/
「道無」
山崎栄治 『聚楽』
8 1965年度 細川宗英/
大谷文男/
黒川紀章
39年度新制作展/
39年度の個展/
こどもの国園内設計
中桐雅夫 『中桐雅夫詩集』
9 1966年度 一色邦彦/
篠田守男
40年度個展、新制作展/
「テンションとコンプレッション」
生野幸吉 『生野幸吉詩集 1946-1964』
10 1967年度 建畠覚造/
加守田章二
「壁体」/
「灰釉鉢」
中村稔/
富士川英郎
『鵜原抄』/
『江戸後期の詩人たち』