高倉神社 (福岡県岡垣町)
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高倉神社(たかくらじんじゃ)とは、福岡県遠賀郡岡垣町大字高倉1113に存在する神社である。
概要[編集]
旧遠賀郡21村の総社として、多くの人々の崇敬を集めた神社である。社伝では、神功皇后が大倉主命や兎夫羅姫命の2神を祀る一つの祠を営み、神田1000町歩を寄進したのが起源といわれている。
この地方を支配した歴代領主の崇敬も厚く、小早川隆景や黒田孝高らより社領を寄進され、社殿も修築されている。宝暦5年(1755年)に遠賀郡の総社に定められ、弘化3年(1846年)の当社名簿帳には社官・社僧・神楽職・巫女などが116人もいたとあり、弘化4年(1847年)の神社控帳には113社の末社が記載されている。
社域はおよそ1万平方メートル、社殿は本殿、拝殿、神庫、幣殿などを備え、境内に立つ銅製毘沙門天立像は福岡県から文化財に指定されている。また、神社にある老樹のうち、大楠5本と神功皇后がお手植えされたと伝えられるアヤ杉は、福岡県の天然記念物に指定されている。毎年10月8日から10月10日に大祭が開催されており、これは「高倉おくんち」として有名で、参詣人も多い。