香港人権法
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香港人権法(ほんこんじんけんほう)とは、一国二制度で認められた香港の自治や市民の自由の状況を、アメリカ政府が検証することを定めた法律のことである。正式な名称は「香港人権・民主主義法」(ほんこんじんけん・みんしゅしゅぎほう)という。2019年11月27日に成立した。この法律は集会や言論の自由、司法の独立をめぐる状況や、中華人民共和国政府が自治を侵していないかについて、アメリカ国務省がアメリカ議会に年次報告する。関税やビザの発給で香港を優遇する前提となる。人権侵害に関与した場合、その人物のアメリカ入国は拒否されたり、アメリカにある資産が凍結される制裁が科される。また政治的理由で逮捕歴がある香港学生のアメリカビザ申請は拒否しないことも定められている。