青木武一
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青木 武一(あおき たけかず、1921年2月5日[1] - )は、経営コンサルタント。「日本の企業内教育の草分け的存在」[2]、「日本の社員教育の草分けの権威」[3]。
経歴[編集]
埼玉県南埼玉郡出身[1]。1942年海軍経理学校(第32期)卒業。1944年海軍経理学校教官。敗戦時の階級は海軍主計大尉[4]。1949年中央大学法学部卒業。日本鉱業に入社。人事、労務、教育訓練などに従事。本社勤労部参事を経て[5]、1965年共同石油に入社、人事課長。1968年総務部次長兼人事課長[6]、1971年総務部長兼研修所長、1975年理事[7]。東京支店副支店長を経て[注 1]、1978年6月常任監査役[8]。1982年6月常任監査役を退任[9]。この間、1964年日本経営士会経営士[1]、1972年文部省産業教育審議会委員[10]。
1982年関東学園大学経済学部教授[11]。1982年有限会社エースコンサルタントを設立し、社長[12]。1982年7月時点で共同石油参与、日本生産性本部参与も務める[13]。1985年杏林大学社会科学部教授[11]、企業研究会参与[7]。1994年6月ジャパンエナジー社外監査役[14]。1995年時点で杏林大学客員教授も務める[11]。2003年時点でエース総合研究所(エースコンサルタントを社名変更)社長、「第4の道を創る会」代表幹事[12]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『職場教育訓練の仕方――その原理と方法に関する実務的考察』(関書院出版[工業経営双書]、1958年)
- 『企業内教育訓練の方法』(ダイヤモンド社[ダイヤモンド経営実務全書]、1965年)
- 『職場のチームワーク』(ダイヤモンド社[監督者実務全書]、1968年)
- 『現代マネジメントと企業内教育』(野田信夫監修、技報堂[アクチュアル・ビジネス・ブック]、1968年)
- 『自己啓発』(ダイヤモンド社[ビジネス新書]、1968年)
- 『管理・監督者の能力開発と自己啓発』(日本生産性本部生産性労働資料センター[生産性労働文庫]、1971年)
- 『100万人の部課長学――問題解決と意思決定の手引き』(日本経営者団体連盟弘報部、1971年)
- 『生産性と教育訓練』(日本生産性本部[生産性全書]、1975年)
- 『自己啓発のすすめ』(ダイヤモンド社[職場リーダー読本]、1975年)
- 『管理・監督者の能力開発と自己啓発』(日本生産性本部労働資料センター[生産性労働選書]、1975年)
- 『へそ曲りマネジメント』(ソーテック社、1977年)
- 『不確定時代の経営・管理』(全国地方銀行協会[銀行新書]、1979年)
- 『企業内教育の方法と実際』(ダイヤモンド社[ダイヤモンド経営実務全書]、1979年)
- 『総務センスの磨き方』(ダイヤモンド社、1979年)
- 『80年代を生き抜くための状況理論入門――経営・組織・人間をどうするか』(ぱるす出版、1979年)
- 『リーダーシップ――状況理論の活用』(マネジメント社、1980年)
- 『ビジネスマンホンネの行動学――組織の壁をパワーで破れ!』(PHP研究所[PHP business library]、1981年)
- 『効果を上げる企業内教育――これからのニーズ・計画・実施の方向』(日本経営者団体連盟弘報部、1982年)
- 『“管理者"を生きる』(労働基準調査会、1982年)
- 『パワー理論で人を動かす』(ダイヤモンド社、1983年)
- 『人事課長の戦略発想――「生きた」組織・人事はこう創る』(ダイヤモンド社、1986年)
- 『こんな時、「長」はどうすべきか――判断力と指導力を高める50のQ&A』(PHP研究所[PHP business library]、1987年)
- 『管理者教育の新手法――業績向上に結びつく』(日本経営者団体連盟、1987年)
- 『問題解決と能力開発――仕事の主人公になるためには』(社会経済国民会議[セクジェ・ハンドブック]、1987年)
- 『影響力――人を動かすトータル・パワーとは?』(PHP研究所、1989年/PHP研究所[PHP文庫]、1991年)
- 『自己実現の法則――思いどおりの人生を可能にする成功循環とは何か』(PHP研究所[PHP business library]、1991年)
- 『経営の王道――破壊の時代を生き抜く』(総合法令出版、1995年)
- 『リーダーシップ行動――やる気にさせるリーダーの条件とは』(日本生産性本部生産性労働情報センター[生産性労働選書]、1993年/社会経済生産性本部生産性労働情報センター[生産性労働選書]、1996年)
- 『社員研修のすべてがわかる本』(総合法令[Horei business熱血選書]、1993年)
- 『企業風土改革のきめ手――組織盛衰のカギ』(総合法令、1993年)
- 『このままでは、あなたの会社は潰れる!――「戦略」と「風土改革」が会社を救う!』(総合法令出版、2003年)
共編著[編集]
- 『企業における教育訓練評価の理論と実例』(日高英行、稲垣稔共著・編、賃金管理研究会、1964年)
- 『職場の労務と労使関係』(土井正巳共著、ダイヤモンド社[監督者実務全書]、1968年)
- 『ダイナミック・マネジメント』(編著、ダイヤモンド社[講座現代の管理者]、1969年)
- 『行動科学による教育訓練の評価』(土井正巳共著、日本生産性本部、1971年)
- 『これが感性だ!――感性のすべてが分る本』(編著、マネジメント社、1989年)
- 『会社の盛衰はここがわかれ目だ!――コンサルタントの直言』(編著、マネジメント社、1991年)
- 『新時代の人事・研修戦略――21世紀への革新』(編著、マネジメント社、1993年)
- 『このままで会社は生き抜けますか――創造経営への先端理論と実践』(編著、学文社、1998年)
監修[編集]
- 企業研究会編『意思決定能力の開発』(ダイヤモンド社[監督者実務全書]、1968年)
- 青経壷天研究会編『エグゼクティブ「古典」を学ぶ――乱世の人とビジネスのあり方』(マネジメント社、1994年)
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ 1976年時点で東京支店副支店長(国勢協会編『国勢総覧 第50版 本編』国際連合通信社、1976年、1245頁)。
出典[編集]
- ↑ a b c 白門紳士録刊行会編『白門紳士録 昭和51年』白門紳士録刊行会、1976年、268頁
- ↑ 『近代中小企業』5月号特別付録、1983年5月
- ↑ 財団概要 - 沿革 1991年-2003年 一般財団法人国づくり人づくり財団
- ↑ 『海軍主計科士官物語――二年現役補修学生総覧』浴恩出版会、1968年
- ↑ 青木武一「コンサルティングセミナー(7)平成不況の原因とそのゆくえ――新アプローチによる発想」『Management consultant』第569号、1999年8月
- ↑ 東興秘密探偵社編集部編『日本信用紳士録 全国篇 1969年版』東興秘密探偵社、1968年、95頁
- ↑ a b 青木武一「対立の経営学を構築しよう」『Business research』第792号、1990年6月
- ↑ 「会社人事」『石油政策』第17巻第16号(通巻420号)、1978年6月
- ↑ 「人事・機構改革」『石油政策』第21巻第18号(通巻550号)、1982年7月
- ↑ 青木武一『不確定時代の経営・管理』全国地方銀行協会、1979年
- ↑ a b c 青木武一「私の提言 国を挙げての教育復興大運動を」『日本教育』第233号、1995年3月
- ↑ a b このままでは、あなたの会社は潰れる!―「戦略」と「風土改革」が会社を救う! 紀伊國屋書店
- ↑ 青木武一『管理・監督者の能力開発と自己啓発』日本生産性本部生産性労働資料センター、1982年、9版
- ↑ 「オイル・ニュース・レター」『石油文化』vol.42 No.6、1994年6月