電波系
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電波系(でんぱけい)は、スラングの一種。広義に妄想癖のある人のことを指す。
概要[編集]
元々は、とある者からの「お告げ」「暗示」「妨害」「命令」が、「電波で届く」という人のことであった。いわゆる統合失調症の症状のひとつではあるが、べつに電磁波で届くわけではないと理解しているひとは「幻聴」として片づけている。
が、近年では、前述の「お告げ」などに従い、支離滅裂な言動や行動をする者に呼ばれる。『また、被害妄想が多い者も括られる。』という話もあったが、単純に統合失調症の症状のひとつである。
サブカルチャー用語としても知られている。フリライター・村崎百郎は、幼い頃、神や悪魔の声を電波で受信する特異体質であった。また、漫画家の根本敬は、電波系の者を取材したことがある。漫画やアニメなどの「電波キャラ」と呼ばれる登場人物も存在する。音楽界では、筋肉少女帯の大槻ケンヂは、同バンドの歌詞などに電波を表現したとされる。
経済学者のジョン・ナッシュほか、「頭の中から声が聞こえてくる」という人は結構多いのだが、べつに「外から飛んでくる電波」であるとは考えておらず、「どこか本能に近いところから発せられる注意とか警告であろうと思っている」とのことである。ときどき突拍子もないことを公式に(論文などで)発表したりするが、結果的には正しいか「当たらずとはいえども遠からず」であるため、そういう人は「電波系」とはほとんど言われない。