阿部知二(あべ ともじ、1903年6月26日-1973年4月23日)は、小説家、英文学者、翻訳家。
岡山県生まれ。姫路中学校、名古屋の第八高等学校をへて、東京帝国大学文学部英文科卒。1936年『冬の宿』を発表、代表作となる。明治大学教授を務め、メルヴィル『白鯨』を他に先駆けて翻訳、ほかにジェイン・オースティン『高慢と偏見』など英米文学の代表的作品を多く翻訳した。息子はフランス文学者の阿部良雄。