阿部のいる町
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『阿部のいる町』(あべのいるまち、A town where ABE lives)は、原作:宮島雅憲、漫画:井上菜摘による日本の漫画作品。
概要[編集]
『マガジンSPECIAL』2014年No.12に掲載。『週刊少年マガジン』2014年第44号から2015年第15号まで連載された漫画作品。全25話。
ストーリー[編集]
異常にもてる幼馴染の親友をもつ小林。親友の阿部によって引き起こされる女性トラブルに巻き込まれて、小林にはいつも災難が襲いかかる。
登場人物[編集]
漫研[編集]
- 小林(こばやし)
- 本作の主人公。桐島高校1年2組。阿倍の幼馴染で親友。異常にモテる阿部にまとわりついてくる女子によって、災難に見舞われることが多い。
- 女の子に見向きもされない日々が続いたが、第17話の夏祭りで小林が告白したと勘違いしたことで黒井が「お前の彼女になって…やるよ!」と返事。黒井と恋人関係になった。当初は、阿部を好きだった黒井が自分を好きになった理由が分からずに不安だったが、黒井が小林に夢中なことが分かるにつれて不安感がなくなっていく。趣味が合わかったり、LINEがしつこかったりするが、黒井のことを大好きになっていく。そして、第24話でそのことを伝えてファーストキスをした。
- 阿部(あべ)
- 桐島高校1年2組。人見知りだった幼稚園時代に小林に懐き、それから幼馴染として過ごして、現在はクラスメイトとなっている。妹がいる。
- 高校になって急にやせたことで、異常にモテるようになる。本人は女子にあまり興味がなく、漫画やアニメの方が興味をもっている。
- 酒井 美晴(さかい みはる)
- 桐島高校3年1組。漫画研究部部長。中学生の頃までの阿部とそっくり。
- 中学時代はいじめにあっていた。ファミレスに漫研部員で集まった時に、その頃のいじめっ子に会って土下座などをするも後輩である小林に殴りかかろうとしたときには体を張って止めようとした。さらに、いつものように女に引っ付かれた阿部が登場したことでいじめっ子は退散した。
- 加村(かむら)
- 眼鏡をかけている漫研部員。美晴を持ちあげているような雰囲気の言葉を発しつつも、けなしている言葉を発して美晴に突っ込まれる。
- ござる
- 本名不明。漫研部員だったがほとんど本編に登場していない。第21話でニュージーランドに入学する。
ギャル3人組[編集]
小林や阿部と同じクラスのギャル3人組。
- 黒井 アイカ(くろい アイカ)
- 高校一年生にして阿部に初恋をする。巨乳でFカップはあるらしい。かなりピュアな性格。
- 入学して一人ぼっちだったころにサレンや真由に声をかけてもらったため、二人を最高の友達(BFF〈ベストフレンドフォーエバー〉)だと思っている。二人が阿部に恋をしていることに気づかずに自分の初恋を応援しているものだと勘違いしている。第12話で二人が阿部のことを好きだと知ったときは、裏切られたと思ったりもした。しかし、漫画『君のいる町』の話をする小林と、自分を慰めてくれていると勘違いしたアイカというお互いに勘違いした会話で元気を取り戻す。そして、二人が自分に阿部を譲ってくれるのだと勘違いした。
- 第17話で小林に告白されたと勘違いして、「お前の彼女になって…やるよ!」と応える。そして、小林と恋人関係となり「コバリン」と呼ぶようになった。
- 第21話では、部員の一人がニュージーランドに入学したことで部員がたりなくなった漫画研究部が1人部員を応募しているのを見て入部するための試験を受ける。阿部目的の入部はNGと決めていた酒井によって、他の入部希望者が阿部目的だったことで小林目的だった黒井が合格した。
- 奥寺 サレン(おくでら サレン)
- アイカの友人。阿倍のことが好き。阿倍をアイカに譲る気はないが、阿部関連でアイカと付き合うのに億劫になっている面がある。ただ、アイカのことを嫌いではなく、友人と思っている。そのため、何だかんだでアイカの世話を焼いている。
- 阿部のことが好きだったが、2年の先輩に告白されて付き合うこととなった。
- 聖 真由(ひじり まゆ)
- アイカの友人。阿倍のことが好き。阿倍をアイカに譲る気はないが、阿部関連でアイカと付き合うのに億劫になっている面がある。ただ、アイカのことを嫌いではなく、友人と思っている。そのため、何だかんだでアイカの世話を焼いている。
- 阿部のことが好きだったが、中学の元カレとよりを戻した。
その他[編集]
- ネコP
- 阿部と同じクラスの女子生徒で、阿部のことが好き。阿倍の音声を集めて作った高性能の音声プログラム「アーベロイド」を開発するも、何故か「あ」と「ん」の音声だけが小林の声になる。そのため、授業中に先生に問題を指されて答えられなかった阿部を援護しようとしたときに、小林の音声が再生されて先生に呼び出されてしまっている。
- 「コーバロイド」という音声プログラムも作っており、小林に阿倍の写真を撮影させるために、メグと協力して小林の偽音声を乗せた動画を撮影して、やらなければネットに晒すと脅したりしている。
- メグ
- 女優志望。ネコPと協力して小林を脅して阿倍の陰茎を撮らせようとする。
- 内木 七々子(うちき ななこ)
- 第6話に登場。小林や阿部と同じクラスの女子生徒。漫画を描くことが趣味の内気な女の子。阿部が自分と同じ漫画を同じ反応で呼んだのを見て、阿部相手に初恋をする。
- 第21話で再登場。部員の一人がニュージーランドに入学したことで部員がたりなくなった漫画研究部が、1人部員を応募しているのを見て、入部するための試験を受ける。しかし、阿部目的の入部はNGと決めていた酒井によって入部試験に落ちる。
- クリスチーネ桑田(クリスチーネくわた)
- 第21話で登場。2年4組。17歳にして新人漫画賞を総なめしている期待の星。部員の一人がニュージーランドに入学したことで部員がたりなくなった漫画研究部が、1人部員を応募しているのを見て入部するための試験を受ける。阿部目的で入部試験を受けたが、阿部目的の入部はNGと決めていた酒井によって入部試験に落ちる。
- 藤井(ふじい)
- 男性教師。阿部や小林の担任教師。小林のウソ話を信じて体を張って協力しようとするなど、いい先生。
- 相田 優希(あいだ ゆき)
- 第11話に登場。教師になって8年目の女性教師。担当は世界史。31歳。カップラーメンをよく食べており、職場では色気がないと思われている。タバコも吸っているらしく、校内でタバコを吸って怒られている。妄想壁があり、阿部を相手に妄想を繰り返している。
- 第19話で再登場、実家の盛岡に帰省した。そこにいた漫研のみんなと線香花火をする。そこで、高校三年生のときに一年間付き合ったいた塩平と連絡がついて会うこととなる。
- 阿部 京子(あべ きょうこ)
- 阿倍の妹。中学一年生で、阿部と同じように半年で骨格が変わって痩せている。小林とは十年以上の付き合いだが、実は幼稚園の頃から小林のことが大嫌いだった。何故か、10年以上にわたって阿部はそのことを小林に黙っていたが、小林が阿部の家に勉強会できたときにそのことを直接京子が手紙越しに伝えて、小林も京子に嫌われていたことを知った。
- ニャゴック
- 阿部の家で飼われている猫。小林や酒井を爪で引っ掻く。
- 四島 沙織(よつしま さおり)
- 第22話、第23話登場。枯葉女子高等学校(かれはじょしこうとうがっこう)3年C組の17歳。スリーサイズは87・61・80。アニメが好きで、桐島高校の文化祭で漫研部を訪れて同人誌を買う。そのときに、酒井が一目惚れした。その後、ダイエットした酒井が告白するもフった。その一件で酒井が二次元の世界にさらに潜り込むこととなった。
- サッカー部の地味3人
- 名前不明。桐島高校1年2組サッカー部員3人組の男子。球技大会で活躍する。
- サチコ
- 優希の地元の盛岡での知り合いの女性。ヒカルという子供がいるが、優希はしつけもできていないと酷評している。優希の連絡先を塩平に教えて、優希と塩平が再会するきっかけをつくる。
- 塩平(しおひら)
- 優希が高校三年生の時に一年間付き合っていた彼氏。
作中登場作品[編集]
作品内で紹介された作品
単行本[編集]
タイトル | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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阿部のいる町 1 | 2015年1月16日 | ISBN 978-4-06-395296-4 |
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阿部のいる町 2 | 2015年4月17日 | ISBN 978-4-06-395370-1 |
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