長運寺 (東京都港区)

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長運寺(ちょううんじ)は、東京都港区三田の日蓮宗の寺。山号は栄松山。旧本山は身延久遠寺。寺格は平、通師法縁。境内には山水画で知られる鏑木梅亭鏑木梅渓の墓がある。

沿革[編集]

江戸時代初期の元和の頃(一説に寛永7年、1630年)に飯倉で開創された。開山は日琢である。境内を御用地として召し上げられたので、延宝8年に現在地へ移転した。安政地震、大正12年9月1日の関東大震災、昭和20年の東京大空襲でも焼失を免れたが、昭和46年に日蓮生誕750年事業として境内を整備し寺観を一新した。

その他[編集]

  • 毘沙門天で知られ信仰を集める。甲胃を着用し舎利塔を捧げ青鬼赤鬼を踏み宝鉾を突いた忿怒の相をしている。
  • 渡辺綱大明神像は、慶応義塾大学の裏にある坂を綱坂というが、この付近が渡辺綱の出生地で長運寺に像がまつられている。また、渡辺綱の額が寺宝として現存している。
  • 南総里見八犬伝の著者として知られる滝沢馬琴(曲亭馬琴)が、この寺をたびたび馬琴日記に記してる。

アクセス[編集]

  • 地下鉄三田駅より徒歩6分。

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