イチョウ
(銀杏から転送)
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イチョウ(銀杏、公孫樹、鴨脚樹、学名:Ginkgo biloba)は、裸子植物で落葉性の高木である。学名または英語などの「ギンコ」は銀杏(ぎんきょう)に由来し、日本語の銀杏は鴨脚(ヤーチャオ)に由来する。「公孫樹」の由来は種から育てると曾孫の代まで実がつかんからだという。
概要[編集]
日本では観賞用にそこら中に植樹されている。主に鑑賞時期とされるのは秋でそれも落葉の時期に限られる。また春頃には花が咲きその後、特徴的な銀杏が現れる。銀杏は秋頃に収穫でき殻を剥くことで食べられる。紙封筒に入れて電子レンジで加熱して爆ぜてから剥くのが楽。酉の市などで五百グラム入りくらいの袋で売っている。新鮮な実は綺麗なエメラルドグリーンで、茶碗蒸しなどに一個か二個入っていることもあるが、そのまま塩でもつけて食べてもうまい。
食べ過ぎると中毒になる場合がある。致死量は小児で7~150粒,成人であれば40~300粒程度と言われている[注 1]。
葉の大きさは20〜30cmほど、葉の形は扇形で全体の高さは30cmほどである。街路樹などに使用されているのは銀杏が出来ない品種で生殖も行わない。
世界で最古の現生樹種の一つである。防火性があり、火災時には水を噴射する。日本では約100万年前に一旦絶滅したが中国南東部で生き残っていた個体が朝鮮半島を経由して渡来し現在に至る。樹齢千年を越えるものが各地にある。
脚注・出典[編集]
- ↑ 死亡例は15粒から574粒で報告が上がっている