金鯱の夢

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『金鯱の夢』(きんしゃちのゆめ)とは、清水義範による歴史シミュレーション小説。

概要[編集]

1989年7月集英社より刊行。

あらすじ[編集]

豊臣秀吉の死後に、秀吉の架空の嫡子・豊臣秀正が家臣の徳川家康と共に石田三成を関ヶ原にて破り、秀正は征夷大将軍に任命され、名古屋城を中心とした名古屋幕府(豊臣幕府)を開く。その後名古屋から発信された、"新たな日本史"を描く。

登場人物[編集]

豊臣 秀正(とよとみ ひでまさ)
名古屋幕府初代将軍。豊臣秀吉の息子。
豊臣 秀吉(とよとみ ひでよし)
秀正の父親であり、天下人。
織田 信長(おだ のぶなが)
秀吉の主君。本能寺にて討たれる。
徳川 家康(とくがわ いえやす)
関ヶ原にて秀正と共に石田三成を破り、豊臣氏を支える重臣となるが、豊臣氏の敵となって江戸夏の陣で徳川氏もろとも滅ぼされる。
原 甲斐太(はら かいた)
本家は原田甲斐。本作にはこのように史実と名の似た歴史人物が多数登場する。
ねね
秀吉の正室。

関連項目[編集]