金川英雄
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金川 英雄(かねかわ ひでお、1953年[1] - )は、精神科医[2]。国立病院機構埼玉病院精神科部長。医学博士、精神保健指定医、日本精神神経学会専門医・指導医[3]。
経歴[編集]
1980年昭和大学医学部卒業。1984年昭和大学大学院医学研究科博士課程修了。昭和大学附属烏山病院、昭和大学医学部助手を経て、1993年10月東京武蔵野病院外来部長[4]。2013年4月から横須賀市立うわまち病院に勤務。2015年4月から関東労災病院に勤務、精神神経科部長[5]。2018年7月から国立病院機構埼玉病院に勤務。2019年4月に精神科外来を立ち上げ、精神科部長[1]。
2002年慶應義塾大学文学部卒業。帝京平成大学客員教授を経て、2013年7月昭和大学精神神経科教室客員教授[1]。聖母大学、東京家政大学、了徳寺大学兼任講師[6]、日本心身医学会評議員、日本病跡学会理事なども務めた[7]。日本職業・災害医学会会員[5]。
人物[編集]
精神科臨床に携わりながら精神医療史を研究し、2012年に呉秀三の『精神病者私宅監置の実況』の現代語訳を刊行して注目を集めた[2]。
もと文学少年で、30代のとき山村正夫が主宰した小説教室に通っていた。教室で知り合った宮部みゆきの大ファン[2]。
著書[編集]
- 『精神病院の社会史』(堀みゆき共著、青弓社、2009年)
- 『日本の精神医療史――明治から昭和初期まで』(青弓社、2012年)
- 『【現代語訳】呉秀三・樫田五郎 精神病者私宅監置の実況』(呉秀三、樫田五郎著、訳・解説、医学書院、2012年)
- 『[現代語訳]わが国における精神病に関する最近の施設』(呉秀三著、訳・解説、青弓社、2015年)
- 『三浦半島の医療史――国公立病院の源流をたどる』(青弓社、2020年)
- 『感染症と隔離の社会史――避病院の日本近代を読む』(青弓社、2020年)
出典[編集]
- ↑ a b c 感染症と隔離の社会史―避病院の日本近代を読む 紀伊國屋書店
- ↑ a b c 「[著者来店]「三浦半島の医療史」金川英雄さん…「現場に徹する」医師」『読売新聞』2020年4月19日付朝刊
- ↑ 精神科(スタッフ紹介) 独立行政法人国立病院機構埼玉病院
- ↑ 現代語訳 精神病者私宅監置の実況 紀伊國屋書店
- ↑ a b 「現代語訳」わが国における精神病に関する最近の施設 紀伊國屋書店
- ↑ 日本の精神医療史 紀伊國屋書店
- ↑ 精神病院の社会史 紀伊國屋書店