重力加速度

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

重力加速度(じゅうりょくかそくど)とは、重力が生じる際の加速度。記号gで表される。

概要[編集]

端的に言えば、物体を自由落下させた際の、その物体の加速度のこと[注 1]である。
重力加速度は、同じ天体の同じ場所であれば、物体の質量によらず一定であることが知られている。重力加速度が大きいほど、その場所の重力は強いということができる。
地球の表面での重力加速度は約9.8m/s2であるが、地球が正確な球ではなく、赤道が少し膨らんだ形をしているため、低緯度地方より高緯度地方のほうが、地表が地球の中心に近づくことで重力加速度が若干大きくなる。しかし、日常生活ではほとんど気付かない程度の違いである。ところが、物理学では少しの違いでも問題になるため、北緯45度、標高0mでの重力加速度9.80665m/s2が標準重力加速度と定められている。

[編集]

  1. 空気抵抗は考えない。