追い出し部屋
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追い出し部屋（おいだしべや）とは、企業において辞めさせたいが簡単に辞めさせられない正社員が自己都合退職で辞めるように配属する部署の俗称である。
概要[編集]
企業が正社員の役職を下げる、解雇するには労働契約法に定められた「合理的理由のない解雇は無効」「権利濫用の禁止の原則」をクリアしなければならない。しかしこれらの条件はハードルが高く、簡単に辞めさせることが出来ない。それらを無視して辞めさせれば後から民事裁判を起こされ、労働契約法を無視した降格・解雇をしているのでほぼ解雇無効・降格無効の判決が下り、高額な未払い賃金と損害賠償金を支払わなければならず、社会的な信用も失うことになる。そこで辞めさせたい従業員が積極的に自己都合退職を選ぶように仕向ければ企業は余計なリスクを背負い込むことなく、不都合な従業員を組織から追い出せることになる。これのために用いられるのが追い出し部屋である。
厚生労働省のパワーハラスメント類型によると、追い出し部屋は「過小な要求」に分類される。