赤い牙 ブルーソネット

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赤い牙 ブルーソネット(あかいきば ブルーソネット)は『花とゆめ』で連載されていた柴田昌弘SF超能力少女漫画。小松崎蘭を主人公とする『赤い牙』シリーズの作品のなかで、最大の長編作品となった。

概要[編集]

1981年に連載開始されたSFと超能力がテーマの少女漫画で[1]、物語の奥にはソネット・バージと鳥飼修一(通称:バード)と小松崎蘭の恋愛が秘められている。少女漫画誌にかかわらず後半では、ホテルの客の惨殺シーンが出てくるため、読む人を選ぶ少女漫画になっている。その分、なかなかハードな仕上がりのSF作品になっている。

ラストで大量の主要キャラが死んでしまい、後味が悪いとネットでは言われている。

あらすじ[編集]

アメリカのスラム街で売春を強要されていたソネット・バージは超能力に目覚めて、悪の組織タロン(各国の軍需産業会社の頭文字をつなげた名称が一般化したという設定になっている)に拾われ手先となる。

タロンの野望を阻止するために、小松崎蘭、バード、桐生、イワン、ワタル、百合らはタロンと闘う。

登場人物[編集]

小松崎蘭
古代超人類の血を持つ。赤い牙が発動すると最強の超能力者になれる。その力のせいでタロンのサグにつけ狙われる。
ソネット・バージ
スラム街で暮らす少女。売春を強要されていた。超能力を発動し、タロンに拾われる。バードに恋するようになる。
イワン
超能力者。光の反射を変えて顔を変えられる。小松崎蘭に協力する。
Drメレケス
小柄な老人。ソネットをサイボーグにし、実の娘のように思っている。ユダヤ人でヒトラーの弾圧を逃れて悪の組織の手先になっていた。

脚注[編集]

  1. まんがseek 柴田昌弘2023年9月24日閲覧。