解離症状
解離症状(かいりしょうじょう)または乖離症状は、精神医学上の概念のひとつである。場面やペルソナに応じ、エピソード記憶が分断されることをいう。これが深刻化して自己(パーソナリティ)同一性が不確かになってくると、いわゆる「多重人格」(解離性パーソナリティ障害)と呼ばれる。
概要[編集]
エピソード記憶が分断されておらず、「ペルソナをかけ替えてもパーソナリティに揺るぎがない」場合は本人も他者もあまり問題にしない。そのため「症状」ではない。
俳優を含む芸能人は、「そういうキャラクター」に対応するペルソナ[1]を使いわけているだけで、田村正和のように、「俳優はプライベートを曝してはならない」という人もいる[2]。
作家やネットワーカーは筆名(ペンネーム)やハンドルを使いわけているうちに、脳内会議が外部化してネット上で同一人がケンカをしたりしていることはさほど珍しくはない。
人間生活との関わり[編集]
症状としての乖離は、「その場その場で自分の都合のいい記憶だけを引っ張りだす」「しかも、その記憶自体が改変されている」場合である。これが国会議員あたりになるとすべて議事録として残っているので、「だって、あなたは過去にこう言っていたじゃないですか」といったブーメランを喰らって「ポカーン」とする(これをエポケーという)ということがあり、それは「封印された記憶」というゴミ捨て場に押込められ、それが酔ったときに別のペルソナとして噴出したりし、後になって「憶えていない」というケース(いわゆる「酒乱」。アルコールに限らず、ドラッグによっても起こるし、状況によって譫妄とも判断される)もある。
ところが当人はそういった不都合な部分は(自我からはアクセスできない)無意識のなかに押しこんでいるので、本当に「身に覚えがない」のである。よって、いわゆるいいつくろい反応が巧みである。人格形成期に虐待を受けた「定型発達者」に多い。