複式学級

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複式学級(ふくしきがっきゅう)とは、2つ以上の学年を1つの学級にしたものである。

概要[編集]

2つ以上の学年をひとまとめにした学級・学級編制。過疎地の子供の数が非常に少ない学校で多く見られるが、大都市部でもドーナツ化現象による都市中央部の学校や造成から長い年数の経ったニュータウンの学校でも複式学級が存在する場合がある。

複式学級は教師1人が複数の学年の面倒を見る形になるため、きめ細かい指導をする時間が確保しにくいというデメリットはあるが、授業の進め方次第では年長の子供が年少の子供に勉強を教えたり、相互に学び合ったりするようになる。

複式学級を行うかどうかは学校の判断次第なところもあり、隣接する2学年を合わせた子供の数が一桁台であっても複式学級にしなかったところもある。中には一度複式学級を編成した学校に特認校制度を導入して越境通学の子供を受け入れ、複式学級を解消したところもある。

複式学級が進むと学校全体が1学級で編成されるようになり、これを単級学級と呼んでいる。