裏校則
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裏校則(うらこうそく)とは、学校が定めず、子供たちの間で慣習的に成立した校則である。
概要[編集]
ある学校において子供たちの間で慣習的に成立し、上級生の圧力で下級生に強いられる暗黙の校則。主に先輩後輩の上下関係が明確化する中学校以降で裏校則が存在するとされる。裏校則違反の摘発は基本的に上級生が行うが、上級生と親密な関係を築いた下級生が上級生へ告げ口する事で摘発される事もある。
主な内容として
- 腕まくり禁止
- 通学カバンの肩掛け禁止
- 靴下のデザインについての規制
- 髪型の規制
- 女子生徒のスカートの長さ
- 下級生が使って良いトイレの場所
など。
裏校則は学校が定めていないルールであり、理不尽な内容ゆえ本来守るべきルールではない。しかし裏校則に違反すると上級生から暴力を含む制裁を受けたり、カツアゲなどの違法行為を日常的に受けたりするようになる。
教員側も裏校則の存在を認知こそしているがアンタッチャブルな存在として見て見ぬふりをしている状態が長年続いていた。しかし近年のいじめ問題の深刻化で見て見ぬふりも出来なくなり、裏校則を即時撤廃するよう教員が生徒に向かって公言する学校も出始めた。生徒の側でも裏校則に苦しめられた者が多い世代が生徒会役員になるなどして、教員が働きかけるよりも先に裏校則撤廃に向けて動き出す所もある。