街区

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街区(がいく、英:City block)とは、市街地を構成する空間的な単位である。町の区域を道路、鉄道、その他恒久的な施設または河川、水路等によって区画された地域をいう。

概要[編集]

「街区」は行政上の管理だけでなく、不動産評価や不動産開発においても、周辺の空間特性、社会的環境などを十分に把握・評価するための基本的な単位である。

住居表示において街区方式を採用する場合には、街区は「市町村内の町又は字の名称並びに当該町又は字の区域を道路、鉄道若しくは軌道の線路その他の恒久的な施設又は河川、水路等によって区画した場合におけるその区画された地域」(住居表示に関する法律)と定義されている。

街区の名称は都市計画区域で住居表示実施区域では、「町丁名」+街区番号となる。

位置参照情報[編集]

位置参照情報」には「街区レベル」と「大字・町丁目レベル」の2種類がある。

「街区レベル位置参照情報」とは、全国の都市計画区域相当範囲を対象に、街区単位(「○○町△丁目□番」)の位置座標(代表点の緯度・経度、平面直角座標)を整備した データである。データの整備範囲は都市計画区域内に限られる。

一方、「大字・町丁目レベル位置参照情報」は、日本における住所体系のうち、市、町、村、区、特別区の直下に属する。大字・町丁目レベル位置参照情報に含まれる地名は、市町村資料、国土地理院の25000分の1地形図、民間の地図等を基に作成したものである。

ジオコーディング用のデータベースとなっており、国土交通省の位置情報ダウンロードサービスから入手できる[1]

参考文献[編集]