藤井寺鉄道
藤井寺鉄道(ふじいでらてつどう)は2017年10月3日に大阪府藤井寺市に玉造樹によって設立された架空鉄道である。 藤井寺鉄道の名前の由来は拠点の藤井寺市から取っているが、実際は藤井寺市内でも藤井寺地区ではない。
グループ会社[編集]
2022年3月現在の情報である。
- 藤井寺鉄道
- 藤井寺鉄道貨物
- 藤井寺車輌[1]
- 藤井寺空港アクセス鉄道(2021年4月解散)
- 近畿高速鉄道
- 長里軌道
路線について[編集]
2022年1月現在12路線が運行しているが、他社と線路を共有している区間が多い。
路線名 | 区間 | 駅数 | 距離 | 自社区間率 | 管理会社 |
---|---|---|---|---|---|
FT南北線 | 新大阪-藤鉄針中野-柏原 | 16駅 | 30.4km | 35.5% | 藤井寺鉄道 |
車庫線 | 柏原-車両基地 | 4駅 | 3.5km | 100% | 藤井寺鉄道 |
中央環状線 | 天王寺-本町-大阪-京橋-JR難波 | 21駅 | 21.7km | 13.2% | 藤井寺鉄道 |
FT東西線 | JR難波-河内国分-高田 | 19駅 | 30.8km | 2.5% | 藤井寺鉄道 |
堺線 | 河内松原-三国ヶ丘 | 8駅 | 6.5km | 100% | 藤井寺鉄道 |
FT吉野線 | 吉野口-吉野 | 4駅 | 12.9km | 88.4% | 藤井寺鉄道 |
大淀線 | 桜井-下市口 | 2駅 | 18.2km | 100% | 藤井寺鉄道 |
東大阪トランジットライン | 久宝寺-河内長野 | 11駅 | 18.9km | 85.8% | 近畿高速鉄道 |
西堺支線 | 美原-南海泉大津 | 9駅 | 16.9km | 100% | 近畿高速鉄道 |
泉大津線[2] | 藤鉄泉大津-南海泉大津 | 2駅 | 0.9km | 100% | 近畿高速鉄道 |
FT大阪線[3] | 東鉄長田-東鉄八木 | 22駅 | 41.0km | 100% | 藤井寺鉄道 |
西大阪トランジットライン | 伊丹空港-みさき公園 | 6駅 | 66.6km | 不明[4] |
車両について[編集]
他社の車両設計を流用している車両が多い。一部は他社譲渡された車両である。 以下は2022年3月20日現在でのデータである。
通勤型車両[編集]
形式 | 所属編成数 | 所属車両数 |
---|---|---|
FTR103系100番台[5] | 3編成 | 18両 |
FTR201系300番台 | 3編成 | 18両 |
FTR201系390番台[6] | 1編成 | 4両 |
FTR205系200番台[7] | 10編成 | 80両 |
FTR205系400番台 | 4編成 | 16両 |
FTR207系600番台 | 15編成 | 60両 |
FTR207系700番台及びFTR206系700番台 | 70両 | |
FTR207系800番台 | 5編成 | 10両 |
FTR207系900番台 | 5編成 | 30両 |
FTR223系2100番台[5] | 1編成 | 4両 |
FTR223系9500番台 | 10編成 | 40両 |
FTR241系1930番台 | 7編成 | 21両 |
KHR241系0番台 | 10編成 | 20両 |
KHR241系20番台 | 5編成 | 20両 |
KHR241系900番台 | 2編成 | 4両 |
KHR243系20番台 | 10編成 | 30両 |
FTR321系4020番台[3] | 12編成 | 24両 |
FTR321系4040番台[3] | 12編成 | 48両 |
FTR-H1000系 | 12編成 | 72両 |
FTR-T3000系 | 12編成 | 72両 |
NT70系 | 製造中 |
近郊型車両[編集]
形式 | 所属編成数 | 所属車両数 |
---|---|---|
FTR209系1000番台[7] | 6編成 | 48両 |
FTR209系1100番台[7] | 6編成 | 24両 |
FTR209系1107番台[7] | 4編成 | 16両 |
FTR221系900番台[5] | 1編成 | 1両 |
KHR221系500番台[6] | 10編成 | 40両 |
FTR-EV-F223形[8] | 3両 | |
FTR225系2000番台 | 3編成 | 18両 |
FTR225系2004番台[6] | 4編成 | 24両 |
FTR321系3000番台[5] | 1編成 | 1両 |
FTR321系4000番台 | 5編成 | 10両 |
FTR-K10000系[3] | 12編成 | 72両 |
特急形車両[編集]
形式 | 所属編成数 | 所属車両数 |
---|---|---|
FTR103系8000番台 | 10編成 | 80両 |
FTR0系3500番台 | 10編成 | 80両 |
KHR225系2007番台 | 3編成 | 12両 |
KHR209系516番台 | 7編成 | 28両 |
その他[編集]
- FTC-EF207形(牽引機)
- FTR221系9000番台(検測車)
- FTR223系9000番台(事業用車両)[5]
- FTC-EV-DB223F形(牽引機)[8]
- FTR602系(事業用車両)
- B767-F(貨物機)[9]
直通先[編集]
- JR西日本
- 近畿日本鉄道
- 阪神電車
- Osaka Metro(大阪高速電気軌道)
- 神戸高速鉄道
- 東海道鉄道
- 紀伊電気鉄道
- うぇすと高速鉄道
- 星咲急行電鉄
※斜字は架空鉄道である。
管轄について[編集]
ほとんどが藤井寺鉄道本社が管轄しているが、東海道鉄道から譲渡されたFT大阪線のみ王寺支部が管轄している。
以下は藤井寺鉄道の車両所属一覧である。
- 藤井寺鉄道本所(藤フジ)
- 藤井寺鉄道針中野車庫(藤ハリ)[10]
- 藤井寺鉄道王寺支所(王オウ)
- 王寺支所生駒車庫(王コマ)
- 王寺支所萩の台車庫(王ハギ)
- 王寺支所八木車庫(王ヤギ)
- JR東日本東京総合車両センター(東トウ)
ほとんどが本所所属であるが、一部の形式のみ他所所属となっている。
藤井寺鉄道針中野車庫(藤ハリ)[編集]
本来、FT南北線と中央環状線のラッシュ時の待機場所として2019年2月に針中野留置場として開設された。
2022年1月1日に設立した長里軌道の拠点がここになったため、針中野車庫へと名称変更した。
現在はFTR602系とNT70系が所属している。
藤井寺鉄道王寺支部(王オウ)[編集]
筆記待ち
主な出来事[編集]
JR東日本205系·209系大量搬出問題[編集]
2019年3月にJR東日本から205系を10編成、209系500番台を7編成、209系3500番台5編成を搬出した結果、209系500番台グループが5編成を残して全滅してしまった問題。
残留した編成は以下の通りである。
- 武蔵野線M74編成
- 武蔵野線M81編成
- 武蔵野線M82編成
- 武蔵野線M83編成
- 武蔵野線M84編成
この事態を重く受け止め、代わりとして、E331系1000番台を22編成158両を製造し、譲渡した。
しかし、2021年10月1日までにさらにFTR209系1100番台を増強するため、全編成が藤井寺鉄道へ移るために、さらにE331系1000番台を5編成40両を発注した。
また1100番台増強に利用されなかったM74編成は2022年3月に改造工事を受け、KHR209系516番台となった。
JR東日本E331系1000番台[編集]
JR東日本の京葉線でかつて1編成のみ製造されたE331系の改善版である。
製造は藤井寺車輌である。
E331系の面影を残しながら、20m車体への変更、連接台車の廃止など、かつて起こしていたトラブルの根源を排除した。
現在では、AK01編成が京葉線に、BK12-17編成、BK23-27編成の11編成が武蔵野線に、CK18-22編成の5編成が八高線で運行を行っている他、205系を置き換えたBK02-11編成の10編成はインドネシアのジャカルタへと渡航している。
FTR209系1100番台系列[編集]
元209系3500番台、ケヨ34編成の6編成からなる1100番台と元M81-84編成の4編成からなる1107番台で構成されている。
FTR209系標準仕様として、クロスシートとボックスシートとなっている。
また、2·3号車は2階建てグリーン車となっている他、自動販売機なども備えている。
運行列車が超長距離路線の東陽快速(東京-小倉)であるため、長距離に特化した仕様となっている。
地下鉄動物園前駅爆発事件[編集]
2019年10月20日、FT南北線·地下鉄御堂筋線動物園前駅の大国町寄りで爆発事件が発生。天王寺行きの地下鉄10系が巻き込まれ脱線。そのまま暴走し、天王寺連絡線に侵入し合流部で八尾南行きの地下鉄22系と側面衝突しそのまま阿倍野駅に侵入し、ホームは壊滅状態となった。
事故原因は意図的に爆弾を仕掛けていたことが発覚した。
この事故を受け、10月27日まで中央環状線が、11月3日までFT南北線針中野-新大阪間が運転見合わせとなった。
地下鉄阿倍野駅崩落事故[編集]
2019年11月13日、地下鉄動物園前駅爆発事件により大きな被害を受けた地下鉄谷町線阿倍野駅が崩落した。
事故当時、地下鉄御堂筋線方面からFTR207系800番台N01編成の回送列車が侵入しており、阿倍野駅を通過しようとした瞬間に巻き込まれて脱輪した。
この事故により、回送列車の運転手、車掌が重症を負い、他数名が怪我をした。
復旧作業には時間がかかり、N01編成が回収されたのは事故から1ヶ月後の12月13日、運転再開は2020年1月1日となった。
事故に巻き込まれたN01編成は回収後すぐに修理が行われ、2019年12月25日に運用復帰した。
博多駅暴走脱線事故[編集]
2020年3月29日の昼頃、特急アーバン[11]5号近鉄名古屋発八代行きの103系G09編成が暴走したまま博多駅に入線した際に場内分岐器に先頭車両の台車が跳ね上がり外れ軌道から逸脱、前2両が大きく傾き、8両編成全車両が脱線した。
外れた台車はホームの縁に接触、そのまま1号車の後部に直撃し、突き刺さった。
この事故で10人が重症、およそ60人が怪我を負った。
小倉駅デッドセクション暴走事故[編集]
当該の特急アーバン5号が門司-小倉間のデッドセクションにて短絡を起こし突如暴走した。
原因はデッドセクション区間内の架線が切断されていたことが原因だという。
G09編成空輸事案[編集]
1号車が大破した他、デッドセクションでの短絡により自走不能となったため、事故翌日から車両の回収が行われ、北九州空港まで車両が陸送された後に、31日に関西空港へ空輸された。
日本貨物航空(NCA)所属のB747-8Fを3機使用して運ばれた。
関西空港からは阪和自動車道を経由して車両基地まで陸送されたため、渋滞が生じた。
事故当該のG09編成は修理され、2020年9月1日から運行開始された名神ライナーに運用復帰した。
八尾駅衝突脱線事故[編集]
筆記待ち
FTR207系N05編成システムトラブル[編集]
2021年9月15日22時頃、駒川中野-平野ピストン運転中、874A列車[12]の運転中に207系800番台N01編成がシステム異常を起こし通電停止を受けた。
当該列車は600番台L08編成を増結した6両編成であったため、874A列車は減速運転を行った。[13]
折り返しの873A列車では藤鉄針中野で故障したN05編成を切り離した。
12分後、同方面の875A列車を藤鉄針中野で運転を打ち切り、藤鉄針中野に併設されている針中野留置場へ回送され、終電後に改めて車両基地に回送された。[14][15]
システム異常の原因はN05編成の記憶媒体の損傷だった。
数日後、修復工事を受けて運用に復帰したが、その際に更新仕様にされた。
N03編成長浜駅孤立事案[編集]
2021年12月26日に北陸線·琵琶湖線·JR京都線·FT南北線経由の169A列車[16]に充当されていたFTR207系800番台N03編成が琵琶湖線·北陸線の大雪のため虎姫で3時間以上運転を見合わせていたが[17]、翌日0時55分に長浜まで運転を再開し、長浜以降の運転を打ち切った。
しかし、大雪は収まらず、琵琶湖線·北陸線 野洲-近江塩津間は2日後の12月28日昼頃まで運転を見合わせ、当該のN03編成も同様に28日19時頃まで長浜にて孤立した。
なお、当該車両は運転再開後に敦賀まで移動した後に169A列車として大阪へと戻って行った。
関連項目[編集]
注釈[編集]
- ↑ 基本的には玉造樹が管理しているが、ここは河城にとりが管理している。
- ↑ 西堺支線の延長区間であるが、FT吉野線系統のため別路線扱いとなっている。
- ↑ a b c d 東海道鉄道より譲渡
- ↑ 藤井寺/東海道/紀伊電気/星咲急行の4社共同路線であるが、所有権ははっきりとしていない。
- ↑ a b c d e JR西日本より譲渡
- ↑ a b c 紀伊電気鉄道より譲渡
- ↑ a b c d JR東日本より譲渡
- ↑ a b EV-F223形とEV-DB223F形は基本的にセットで運用されている。
- ↑ 藤井寺鉄道貨物が保有しており、鉄道車両の運搬も可能である。
- ↑ 旧針中野留置場。
- ↑ 2020年4月1日に廃止された。
- ↑ 普通 平野発駒川中野行きワンマン列車
- ↑ 駒川中野先頭が800番台だったため、前から3両目のクモハ207-608から列車の運転を行ったという。
- ↑ 879A列車の後続である157A列車は約5分遅延が生じた。
- ↑ L08編成は879A運用から通常運用に戻った。
- ↑ 各駅停車 敦賀発柏原行き、草津にて4両増結
- ↑ 定刻であれば21時36分発車。